蘇える金狼(1979)

ALLTIME BEST

劇場公開日:1979年8月25日

解説・あらすじ

「最も危険な遊戯」「処刑遊戯」の松田優作と村川透監督のコンビで、大藪春彦の同名小説を実写映画化したハードボイルドアクション。29歳の平凡なサラリーマン・朝倉哲也は、夜になるとボクシングジムで身体を鍛え上げ、自身が勤める大企業・東和油脂を乗っ取る野望に燃えていた。ある日、銀行の現金輸送車を襲い9000万円の強奪に成功した彼は、その金を安全な紙幣に変える過程で入手した麻薬を用い、上司の愛人である京子を手なずける。京子からの情報で会社の汚れた内部事情を把握し、邪魔者を次々と消していく朝倉だったが……。

1979年製作/131分/日本
配給:東映
劇場公開日:1979年8月25日

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映画レビュー

3.0稀代のアクションスター松田優作の代表作

2025年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

とにかくかっこいい場面を、つなげてつなげて一本の映画にしたような作品。全編にわたって、ストイックで、一片のゆるみもない見事な演技を披露しています。

しかし、のちに、『家族ゲーム』や『探偵物語』などで、違う顔をのぞかせる松田優作は、はっきり言ってアクションよりも、性格俳優に近い存在だったと思うんです。

この映画の、ストーリー展開も結末が合わせ鏡のように(比喩です)現実と妄想の境界を行き来するようなことになり、すっきりとお話がまとまっていないことも大きな不満の一つ。

私も、自分の育った時代よりも昔のヒーローにはとんと興味がわきませんが、(石原裕次郎さんとか)同じように、今の時代の人にとっても、優作って過去の人なんでしょうかね。

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うそつきかもめ

4.0二つの顔を持つ男‼️

2025年4月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

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活動写真愛好家

3.0松田優作と風吹ジュンがめっちゃ良い!!

2025年3月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

今では撮れないであろうハードボイルド作品。
色々突っ込み所は満載ですが、それは置いといて松田優作は日本人の枠を超えた存在だったのが良くわかる!
松田優作でもっと色々映画を撮って欲しかった!
そしてもっと早くハリウッドに出てれば…残念。

あと風吹ジュンめっちゃ良い!
今もまだ良いけど、若い時はもっともっと良かった!!

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トラ吉

5.0昭和ハードボイルドの最高峰!

2024年11月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

知的

タイトルのハードボイルドだけでなく、松田優作の主演、角川映画
黄金期の最高峰と言っていい!!
今の男として好まれるのは「イケメン」「優しい」「安心感」という者だが、
かつてはハードボイルドの「強面」「危険」「冷徹」が好かれる時代が
あった… 今は、それらは好かれず拳銃をブッぱなす事にも
リアリティーが無い… よって、それらの映画やTVドラマが作れずに
石原事務所は倒産になったのだが…
時代錯誤を嘆いても仕方がない。
要は「危険な強い男」としての最高峰で、松田優作という俳優は
存在していた。 日本の映画史上に最も走る姿がカッコいい男で
あるとも…
自分一人が全て欲しい物を得る為に、何の手段も選ばないという
やはり現代ドラマの「強さもほどほどに」な男とは対照的だ。
最後はネタバレになるので詳しくは書けないが、その冷たい
ハードボイルドに相応しい末路とだけ言っておく…
ただし若い映画ファンに一つだけ、最後の「1999年産・ナポレオンの
ワイン」というのは、この映画が公開されたのは1979年で、
何で主人公が1999年産のワインを求めているのか?
…ということ。

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