雪之丞変化(1959)

劇場公開日

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解説

三上於莵吉の原作を「旗本退屈男 謎の大文字」の鈴木兵吾が脚色し、「江戸の悪太郎」のマキノ雅弘が監督したおなじみの娯楽時代劇。撮影は「血槍無双」の三木滋人。

1959年製作/85分/日本
配給:東映

ストーリー

長崎の豪商・松浦屋清左衛門は、手代の三郎兵衛、長崎奉行土部三斎、密貿易商広海屋与平らに計られて、密貿易の罪を着せられて処刑された。その妻お菊も一子雪太郎を残して自害した。--江戸。飢饉と、今は江戸で羽振りを利かせる長崎屋三郎兵衛、広海屋与平の米の買占めで、町民たちは危機にさらされていた。そんな中にありながらも、中村座では上方歌舞伎の幕が開いた。評判は若手女形中村雪之丞に集まった。雪之丞はかつての雪太郎だった。彼は中村菊之丞に育てられたのだが、仇の土部三斎を討つべく江戸に現われたのだ。三斎は娘の浪路を将軍家斉の北の方にのぼらせ、その権力を利用する米騒動の張本人であった。雪之丞は、浪路を慰めるべく三斎の招きを受けた。この機に、江戸中を騒がす自分と瓜二つの怪盗闇太郎を知った。さらに、剣の手ほどきを受けた孤軒先生、乳母のお芳にも出会った。雪之丞は闇太郎と手を結び、浪路にことよせて三斎を狙った。一方浪路は、雪之丞へのかなわぬ恋に苦しんだ。--三斎と長崎屋の裏をかこうと、広海屋が西国廻りの秘蔵米を品川の荷上場に着けた。が、待ちかまえていたのは、南町奉行の御用提灯だった。雪之丞が手にかけるまでもなく、広海屋と長崎屋はお互いに食いあってこの世から消えた。残る仇は三斎一人。折も折、北の方の座を投げ捨てた浪路を求めて、三斎が中村座に乗りこんできた。苦節十五年、遂に復讐の時が来た。三斎を迎えた中村座では、雪之丞会心の仇討絵図の幕が開いたのであった--。

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