ヤングおー!おー! 日本のジョウシキでーす
劇場公開日:1973年11月17日
解説
外国で一族揚げようと日本脱出を企だてた六人のなまけ者が船賃を稼ぐために起こす事件を、テレビの人気番組を絡ませながら描く喜劇。脚本は檀上茂と「非情学園ワル 教師狩り」の松本功、監督は山崎大助、撮影は「恐怖女子高校 不良悶絶グループ」の赤塚滋がそれぞれ担当。
1973年製作/79分/日本
配給:東映
劇場公開日:1973年11月17日
ストーリー
岡田八郎はもぐりの運送屋をやっているが、商売はまるでダメなくせに世界旅行の夢ばかりみている。ある日、ガス集金人・坂田利夫と日本を脱出することで意気投合。そこで二人は、鉄工所の主人・仁助に相談をもちかけた。仁助は人数は多ければ多い方がいいとアドバイスをした。早速二人は、自動車修理工の西川きよし、競艇予想屋の横川やすし、作業員の大前五郎、万年予備校生の河村三四郎を仲間に入れた。ところが、誰一人として金を持ってなく、短期で金を稼ぐには女を資金源に、とばかり各自解散。しかし六人ともホステスの花子のところに集ってしまい、その花子が仁助に連れていかれてしまう。怒った六人は“女性獲得大作戦”と張り切り行動を起すが、全員失敗してしまった。やることすべてが失敗の六人に仁助は、六人に鉄工所で働かせ、作ったものを田舎にある空屋に運び込んだ。そして、そこをソープランドと野天風呂に改装。見事狙いは的中し大繁盛するが、暴力団の参平たちがやって来て、稼いだ金を全部奪われてしまった。参平たちはその金で海外旅行へと出かけた。一方、八郎たちは、客船がだめならモーター・ボートで、と沖へ乗り出したが、運悪く大暴風雨にみまわれ、孤島へ巡りつく。食べ物もなくションボリしていると船が近づいて来た。しかし喜こぶ六人の前に現われたのは、これまた暴風雨にやられた参平たち。もうこれで終りとガックリする一同。ところが、そこは孤島と思っていたのが、近くを新幹線が走っている日本列島の一部だった--。