破れかぶれ
劇場公開日:1961年2月11日
解説
山田信夫と阿部桂一の共同脚本を、「狂熱の季節」の蔵原惟繕が監督したアクション・ドラマ。撮影担当は「美しき抵抗」の間宮義雄。
1961年製作/68分/日本
配給:日活
劇場公開日:1961年2月11日
ストーリー
師走の街を光夫と次郎のオートバイが疾走していく。着いた所は東西興業事務所。光夫は外国船の入港を知らせた。社長の長岡は兄貴分の辰や子分の政、健、ロクらに女を集めろといった。出し抜かれた次郎はくやしがった。光夫はバー・パンチョスのマダムで年上の女加代と同棲していた。光夫の望みはアルゼンチンに行くことだった。ある日、光夫は辰の金を使いこんでしまった。辰に追いかけられ、借りたオートバイを押しつけた。そんな光夫に、加代は生命保険を内緒でかけていた。感動した光夫は翌日から猛ぜんと働いた。光夫は加代に贈るセーター代をモデルのハルミに借りにいった。ハルミが断ったので光夫は二十五万円分のドル紙弊を盗んで逃げた。オートバイの一件がばれ、加代はあり金を辰のところへとどけた。長岡はハルミの旦那工藤への返金など五十万円払えといった。加代は酒をあおった。バーテンの木島が彼女に同情した。辰にみつかった光夫はリンチを受けた。金を返さぬと命がないと。加代は彼女に言い寄る宮本に体を代償に金を借りる約束をした。店に残った光夫のところへ次郎がやってきた。その時、加代から金が出来たと電話があった。電話を取った次郎は金が出来なかったと光夫に伝えた。光夫はナイフをふところにして街に出た。木島から連絡をうけた加代は光夫の後を追った。