森繁のデマカセ紳士

劇場公開日:

解説

「我が名はペテン師」と同じく原作はキノトールと小野田勇、脚色は須崎勝彌、監督、渡辺邦男、撮影、渡辺孝がそれぞれ担当。主なる出演者は「我が名はペテン師」の森繁久彌、「芸者小夏 ひとり寝る夜の小夏」の紫千鶴、「青春怪談(1955 阿部豊)」(新東宝)の江畑絢子、「リオの情熱」の江川字礼雄など。

1955年製作/90分/日本
劇場公開日:1955年9月6日

ストーリー

稀代のペテン師堀川新兵衛は元ストリッパーで手先の器用な浪江と一儲けをたくらみ、くろがね興業のボス黒金熊吉に、浪江を女プロレスラーとして十万円で契約させた。熊吉の招待でアル・サロ「クィーン」の客となった堀川は、ピカ一の田鶴子のサービスぶりに気をよくし、彼女の父が借金で困っていると聞くと、貰ったばかりの十万円を気前よく田鶴子に与えた。だが、父とは真赤なウソで、実は熊吉の乾分高山だった。「クイーン」の事務所で熊吉一味が祝盃をあげている真最中、流石はペテン師で「芝居は幕切れまで見るもんだぜ」と、堀川は金を取り戻した。その後、堀川は浪江をネパール王国の天才舞踊家に仕立てて披露公演を行った。ストリッパー時代の彼女を知っている舞踊評論家の須山はバクロ原稿を書くが、田鶴子はそれを提灯記事に書き直させた。そのおかげで浪江は爆発的な人気をよび、各劇場から出演申込みが殺到した。ある日、田鶴子と須山が楽屋へ強請に来るが、堀川は舞台から観客に真相をぶちまけたので場内は大混乱に陥った。夜の公園に逃げ込んだ堀川に田鶴子は拳銃をつきつけ、ペテン師の後を引き継がせろと脅迫した。堀川はそれを承諾し、国際密輸団とやりかけの仕事があるからと欺いて、田鶴子と高山をビルの地下室に檻禁した。「ガスの栓があけ放しとはお釈迦さまでも気がつくめえ」と上機嫌でビルの裏口から出ると、花嫁衣裳を着た浪江がたたずんでいた。

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