もうひとつの原宿物語

劇場公開日

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解説

若者の街・原宿を舞台に華麗なパフォーマンスを繰り広げるダンスグルーブと彼らに憧れる少女たちの青春模様を描く。空木景原作の同名小説の映画化。脚本・監督は新人の石田芳子。撮影は井上晴夫がそれそれ担当。

1990年製作/日本

ストーリー

原宿で生まれ育った三人の少女・美想、珠実、有里は今や別々の高校に進み、別々の道を歩き始めていたが、ある日ロジ天(路地裏天国)でパフォーマンスを試みるグループ“BC”のダンスを見に行った三人はそこで幼い頃から憧れていた優と再会し、たちまち恋に落ちてしまう。美想は複雑な家庭環境で育っていた。幼い頃に母を亡くし、父の再婚で新しい母親を得たものの、二人はすぐに離婚。今はその実の母でない鮎子と暮らしていた。一方“BC”は“SC”と呼ばれるプロを目指すダンスチームと過激な対立を繰り広げていた。美想たち三人は“BC”を応援しようと、彼らの宣伝のために竹下通りや表参道でチラシを配るが、そのチラシが思わぬ反響を呼び、ロジ天はたちまちマスコミに取り上げられていく。テレビの中継車まで駆けつけ、レポーターは勝手なコメントを喋り始める。怒った“BC”はカラフルに塗った自分たちの空間を真っ黒に塗りつぶしてしまう。優に平謝りする美想だったが、優はそんな美想に優しくキスをするのだった。思わぬファーストキッスに舞い上がる美想はこのトキメキを押さえ切れず、恋仇の珠実と有里に電話してしまう始末。そしていよいよ“BC”と“SC”がホコ天のダンスコンテストで対決することになった。優勝チームはブロードウェイ・ミュージカルへの切符を手に出来るというビッグイベントだ。ところが急にコンテストが中止になって会場は大パニック。美想は騒ぎをおさめようと、舞台に立って「コンテストより、もっと大切なものがあるんじゃないですか!」と訴える。そして一生懸命に演説する美想の必死の思いが通じ、若者たちは心をひとつにして踊り出すのだった。

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