港祭りに来た男

劇場公開日

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解説

「続べらんめえ芸者」の笠原和夫のオリジナル・シナリオを「江戸っ子繁昌記」のマキノ雅弘が監督した異色時代劇。撮影は「八百万石に挑む男」の三木滋人。

1961年製作/89分/日本
配給:東映

ストーリー

七夕もあと数日の祭気分に湧く南国のある港町へ、今年も曲芸の次郎平一座、香具師の牛寅一家がやってきた。群衆の眼は「天下無双、大力大五郎」の旗差物を翻し、片眼に鍔を当てがった独眼流の大男に集まった。男は、見廻中の町年寄で藩主の側室お夕の方の父として、横暴な錨屋総右衛門を神技に近い居合抜きで土下座させたので、群衆の大喝采を浴び忽ち次郎吉一座を凌ぐ人気者となった。宿に向う途中大五郎は、漁師町の一隅にある権爺の家に入り、そこの鴨居に刺してある古い短冊に書かれた「お夕」「彦一」の文字に見入っていた。牛寅一家の定宿「蛸屋」には人世の生業に疲れた人々が、主人喜衛門おまさ夫婦と娘お光の、情ある世話で心を安めていた。初日を控えて大五郎は、岩壁で美しい星空を眺めながらお光の語る七夕祭の悲しい恋の物語に耳を傾けていた。「昔若い漁師彦一は、美しいお夕と未来を誓い合った仲だったが、その美しさに目を付けた殿様にお夕を奪われ、悲しみと絶望に三日三晩城の前で泣きあかし、年老いた父を一人残して何処ともなく姿を消した」この哀話をきき了えた大五郎の目には、キラリと光るものがあった。同じ頃、錨屋へ宿下りしたお夕は誰も近づけず、竹に無心に短冊を結んでいた。一夜明けた鎮守の境内、大五郎の居合術は見物を唸らせ、その評判によって毎年七夕の中日に行われる、藩主の上覧に出ることに決った。当日、無念流極意「真剣白刃取り」の妙技で藩主から褒賞を求められた大五郎はお夕を名差し、鍔を外して彦一だと明かした。激怒する藩主や家来、蒼ざめるお夕。歓声に囲まれて城を引きあげた大五郎は、七夕の故事につながる盆婿の姿で、盆嫁の心を示す浅黄の手拭を腰にしたお夕と、美しい天の河の下を彼の生家権爺の家へ向った。残忍な殿様は今一度大五郎と名乗れば士分にとりたて、家臣と真剣勝負して勝てばお夕と添わせると騙した。彼の身を案じた牛寅達がお夕を連れて城内に駆けつけた時、深手を負った彦一が城外に転り出た。悲痛な声で呼び合った二人がしっかり抱きあった時、城の狭間から銃口が火を吹いた。血まみれになって倒れ伏す彦一、お夕の死顔には満足気な笑みがうかんでいた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

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