ペンタの空

劇場公開日:

解説

日本で生まれたペンギンを故郷の南極に送り届ける少年の姿を描くファミリー・ピクチャー。脚本・監督は「ラッコ物語」の永田貴士。共同脚本は岡部俊夫と升本由喜。撮影は同作の菱田誠がそれぞれ担当。

1991年製作/119分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1991年7月27日

ストーリー

南極、この極寒の地に青年パイロットの市川亮太が降り立った。そこのペンギンが抱く卵を見つめる亮太は、ふと少年時代を思い起こした。和歌山県白浜。ある台風の翌日、小学校6年の亮太は、浜辺でひとつの卵を拾う。捕鯨船の砲手だった祖父・亮太郎の話で、それはペンギンの卵であることが判明する。南極に憧れる亮太はこの卵をかえすことを決める。しかしそのためには孵化器が必要だった。さっそく近くの養鶏場に頼むが主の中平は頑として応じてくれない。だが、娘の真梨子は亮太の純粋な想いに打たれ、父に内緒で孵化器を使わせるのであった。そして卵がかえり、生まれたペンギンはペンタと名付けられる。母親のようにペンタを育てることに夢中になる亮太。しかし、亮太の母・勇子はあまりにペンタに夢中になり過る亮太を心配してペンタを動物園に引き渡してしまう。それを知った亮太は必死で動物園を探し、やっとの思いでペンタを見つけるが、檻の中で元気のないペンタの姿を見て、ペンタを故郷の南極に返すことを決意する。完太はディパックにペンタを隠し、ありったけの貯金をかき集め一人大阪港のチリ行きの貨物船に密航するが、出発後すぐ船員に見つかったりと前途多難。それでもようやくチリに着いた亮太はそこでサラという少女と出会い親しくなる。そして空軍パイロットであるサラの父親の協力もあり、亮太はペンタを無事南極まで送り届けるのだった。

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