文学賞殺人事件 大いなる助走

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解説

文学賞を受賞できなかった若い同人誌作家が、選考委員の作家たちを殺していく様子を描く。筒井康隆の小説『大いなる助走』の映画化で、脚本・監督は「塀の中のプレイ・ボール」の鈴木則文、共同脚本は「徳川の女帝 大奥」の志村正浩と「団鬼六 妖艶能面地獄(1988)」の掛札昌裕、撮影は「ドン松五郎の大冒険」の米原良次がそれぞれ担当。

1989年製作/129分/日本
配給:東映クラシックフィルム

ストーリー

地方都市・焼畑市の大徳商事に勤める市谷京二は、ある日美しい大学教授夫人・時岡玉枝と知り合ったのが縁で同人誌「焼畑文芸」に参加した。メンバーは主宰者で貧しい文具店主・保又一雄、有閑マダム・山中道子、女たらしの文学青年・大垣義郎、文学少女・徳永美保子ら癖者ばかり。市谷は大徳商事の内幕を題材に「大企業の群狼」を書いて合評会に出席したが、同人誌のメンバーは足の引っ張り合いをする始末。しかし「大企業の群狼」は認められ、文芸雑誌「文学海」に掲載された。市谷は内幕を暴露したことで会社を首になり、顧問をしていた父親から勘当されるが、作品のほうは高く評価されて文壇の登竜門・直本賞候補にもなった。市谷は直本賞世話人・多聞や「群盲」編集長・牛膝のアドバイスを受けて賞取りに奔走。選考委員で男色家の雑上掛三次にはお尻の童貞を、女狂いの坂氏疲労太には恋人の玉枝を捧げてリベートも贈った。しかし、選考会の結果は落選。直本賞にはお嬢様作家・櫟沢美也が選ばれた。市谷は逆上して選考委員を一人一人猟銃で射殺していくのだった。

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