ブレイクタウン物語

劇場公開日:

解説

新宿の歌舞伎町にやってきた二人の少女が、セックス産業の世界で生きていく姿を描く。江藤カズオの同名小説の映画化で、脚本は原作の江藤カズオと監督も手掛ける「とりたての輝き」の浅尾政行、撮影は「美姉妹・剥ぐ」の鈴木耕一がそれぞれ担当。

1985年製作/106分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1985年8月24日

ストーリー

予備校に通う麻衣子と中学の同級生めぐみは地方から上京し、一緒にアパートで暮らしている。ある夜、二人は歌舞伎町で知り合った中年男性と売春をする。そして、めぐみが友人・修の兄貴分でチンピラヤクザの浩二と知り合ったことからファッションマッサージの仕事に入った。浩二の女になっためぐみは、彼とマンションで暮らし始める。マンションの資金は浩二が十六歳の恋人・順子に工面させたもので順子はホテトル嬢をしてそれを稼いだ。麻衣子はマッサージの店の社長・安藤に囲われ、女を磨かれていく。浩二にふられた順子はヤケを起こし、誠に「シャブを打ちたい」と泣いて訴えた。彼女に同情した誠は、組に内緒で浩二から覚醒剤をもらう。ホテルの一室で順子と共に覚醒剤を射った誠は幻覚症状を起こし、順子を絞殺した後、窓から飛び降りてしまう。麻衣子は海に一緒に行くという約束を安藤に破られたことから、ディスコで知り合ったランジェリーショップでアルバイトをしている男の子とデート。そして、安藤に一度だけ仕事の為、つきあいのある米倉と寝て欲しいと言われ、彼のもとを去って行く。一方、誠の自殺が報道され、浩二は覚醒剤を流していたことが組にばれ、追われることになる。関西に逃げる決心をした彼は、めぐみも一緒に連れていこうとする。だが、めぐみは「新宿を離れたくない」と断わるのだった。麻衣子はランジェリーショップの男の子とバイクで遠出する。お金の失くなった二人は、歌舞伎町に戻ってきて麻衣子が売春の客を探すことになる。路上にたたずむ麻衣子。ふと思いたった彼女は、めぐみと家族に電話をかける。そして、喫茶店で自分を待つ彼に手を振るとひとり歩み去って行く。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く