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劇場公開日:

解説

盗聴マニアの青年に取材するテレビクルーたちのいきすぎた取材から、思わぬ事件が展開するサスペンス。監督はこれがデビュー作となる井坂聡。脚本は、94年の“第2回さっぽろ映像セミナー”に入選した新和男のオリジナル・シナリオで、撮影を「復讐の帝王」の佐野哲郎が担当している。主演は「ACRI」の浅野忠信と、舞台、テレビ・ドラマで活躍する白井晃。全篇のほとんどがワンシーン、ワンカットで撮影されており、ビデオカメラによる主観映像が臨場感を醸し出している。キネコ作品。

1996年製作/73分/日本
配給:エース ピクチャーズ=シネセゾン
劇場公開日:1996年10月12日

ストーリー

テレビのディレクター・岩井は、ふたりのカメラクルーとともに盗聴マニアの青年・金村の取材をしていた。金村にインタビューするうち、彼は金村の私生活に興味を抱き始める。口八丁手八丁で金村をクドき、盗聴器を搭載した金村の車に乗り込むことに成功した岩井たちは、車中で暴力団の拳銃の受け渡しの電話を傍受した。とんでもないスクープが飛び込んできたとばかりにいろめきたつ岩井は、金村を指定のロッカーへと向かわせ、その中から一挺の拳銃を発見する。思わぬ展開に岩井は取材を続行するが、金村は絡んできたチーマーに拳銃を発砲してしまった。混乱に陥った金村は、クルーたちを乗せたまま車を夜の街に走らせる。アパートに戻った金村は、岩井と助手の容子にセックスを強要し、その模様をビデオに収めさせて、口止めとしようとした。しかし、警察の無線から逮捕が近いことを知った彼は、再びクルーたちを車に乗せて逃亡を図る。夜明けの海岸、疲れ果てた4人の前に美しい朝焼けが広がった。景色に見とれる金村は拳銃を置き、飲み物をとる、その隙に3人が拳銃を奪おうとしてもみあう、弾が発射される。岩井たちは動かなくなった金村にカメラを向け、取材のまとめを撮影しようとするが、そこでカメラのバッテリーが切れてしまった。

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(C)1996西友/エース・ピクチャーズ

映画レビュー

3.5ヤベェ映画。

2024年9月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

狂気に満ちた浅野忠信の演技は必見。やっぱこの年齢から醸し出す雰囲気は只者じゃない。本性が出たところは笑っちゃうくらい。興味本位だけのマスコミニケーションはいつの時代も変わらない。確かにあれはやりすぎ。自業自得。

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いつこ

5.0これはなかなかやばい!

2010年6月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

まず、浅野忠信がやばい。
この人の天才的な演技はなんなんだ一体。
すごくセンシティブな青年をリアルに演じている。

これは演技なのか?・・・

ストーリーは盗聴マニアの青年にインタビューする所から始まるが、

最後まで目がはなせない。

面白い。。

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ken123