プープーの物語
劇場公開日:1998年4月4日
解説
ちょっと変わった女の子ふたりの、ちょっと変わった旅の模様を描くロード・ムービー。監督・脚本は、本作でデビューを果たした渡辺謙作。撮影を「痴漢白書7」の村石直人が担当している。主演は、映画デビューとなる上原さくらと「ユメノ銀河」の松尾れい子。尚、この作品は映画館のテアトル新宿と出版社のリトル・モアが提供する「リトルモアMOVIES」の第1弾として製作された。スーパー16ミリからのブローアップ。
1998年製作/73分/日本
配給:リトル・モア
劇場公開日:1998年4月4日
ストーリー
フウとスズは、ふたりで旅をしている女の子。目的は、子豚のプープーの墓参りだ。途中、ふたりはスズの赤ちゃんを父親の木嶋という男に見せに立ち寄ることになる。ところが、そのことを知った木嶋はビックリ。スズとの間に出来た子は、2年前に盲目の殺し屋・ジョージに始末させた筈だったからだ。焦った木嶋は、ジョージから拳銃を奪うと自らの手で赤ちゃんを始末しようと準備する。一方、そんなこととは知らないフウとスズは、プロゴルファーのオープンカーを盗んだり、赤ちゃんを奪おうとするゲイ・カップルに襲われたり、その度に突如として現れるトランクマンに救われながら旅を続けていた。しかし、スズがトランクマンに想いを寄せるようになったことから、スズとフウの仲はギクシャク。フウは、スズと別れる決意をする。スズと別れたフウはジョージと出会う。そして、ジョージから木嶋がスズの命を狙っていることを知ったフウは、木嶋を撃ちに郊外にある彼の家へ赴いていく。そこでスズと再会したフウは、木嶋と拳銃を向け合うが、またしても現れたトランクマンに助けられる。仲直りしたフウとスズ。ふたりは旅を続けるのであった。