ひき逃げファミリー

劇場公開日:

解説

夫が轢き逃げ事故を起こした車を家の中で解体してしまおうとする一家の姿を通して、現代の家族が抱える様々な問題を浮き彫りにしていくコメディ。監督・脚本は「The・えれくと」の水谷俊之、共同脚本は砂本量、撮影は「エロティックな関係」の長田勇市が担当。

1992年製作/日本
配給:アルゴプロジェクト
劇場公開日:1992年12月19日

ストーリー

休日の夜、接待ゴルフ帰りで疲れていた元村裕史は大雨の中誤って女性を轢いてしまった。動揺した彼はいったん家に戻って自首を決意するが、そうなれば家族がバラバラになってしまうと妻の葉子は反対し、証拠となる車を居間の中に運び解体作業を行い始めた。だが倦怠期にある夫婦をはじめ当の家族は、長女のあずさは勤め先の結婚式場の上司と不倫中、長男の陸王は登校拒否、父親の義一郎はボケ老人という有り様だった。陸王がゴルフクラブを振り回して暴れたり、あずさが家出しては恋に破れてまた戻ってきたり、不倫の相手の上条隆義が酔って家に押しかけたりと様々なトラブルに見舞われながらも、妻は車の解体に情熱を燃やす。やがて義一郎や、そんな姿にうたれた子供たちが一緒になって手伝うようになった。ただひとり裕史だけが罪悪感にさいなまれ続け、とうとう会社に辞表を送り、警察に出頭するが、その時真犯人が別にいて逮捕されたことが分かる。一方家では向かいに住む詮索好きの原沢サダに部屋に忍びこまれ、彼女を捕まえていた。家に戻った裕史はそれを見て呆然とするが、もう車を解体しなくていいという彼の声も届かないままサダの夫が乗りこむうち、火がガソリンに引火して家は大火事に。その中を、ほとんど解体されかかった車に一家は乗り、逃げてゆく……。そうして廃車置場で車を修理し、家族揃ってどこかへ旅立っていくのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5現実逃避的ラストが残念

2017年6月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

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月野沙漠

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