薔薇ホテル

劇場公開日:

解説

自由奔放に生きて男を破滅に導いていく女の姿をファンタジックに描いた恋愛ドラマ。「菜の花配達便」に続く明治生命制作の映画第4作で、監督は「望郷(1993)」の斎藤耕一。原作・脚本は「菜の花配達便」のつかこうへいによる書き下ろし。主演は「エンドレス・ワルツ」の広田玲央名と、「望郷(1993)」の田中健、「女賭博師花吹雪お涼」の阿部寛。

1996年製作/97分/日本
配給:ゼアリズ
劇場公開日:1996年5月18日

ストーリー

一流商社に勤める美知代は、ダンサーになる夢のため次々と男を愛人にしてきた。美智代の上司・伊達は、彼女の強引なアプローチにたじろぎながらも次第に彼女の虜となっていく。美知代は彼の愛を試すかのように海へ身を投げ、彼女を助けあげた伊達は、薔薇の咲き誇るホテルに立ち寄ってふたりの体を休めた。すべてを見越したかのような薔薇ホテル支配人の重宗は、彼らを選ばれた客として迎え入れる。伊達はこのホテルのホールで彼女を踊らせたいと考え、重宗は貸すことができないホテルの危機を語るのだった。一方、美知代を密かに追っている刑事の姿があった。美知代の過去の夫たちは奇妙な死を遂げ、今、美知代と同居中の元新聞記者・吉岡は、嫉妬に狂って伊達を付け回している。夫たちは美知代に諮られ殺されたのではないかという疑いがかけられていた。その美知代は乳ガンを患っていた。美知代はダンサーとしての体のため手術を拒み、薔薇ホテルで踊りたいと願う。夫の不義に気付きながらも彼を愛する伊達の妻・陽子は、伊達に土地と家を売ることを勧め、さらに美知代の過去を調べあげた吉岡を殺してしまいさえする。運命に操られたかのように伊達はホテルを手に入れ、そして美知代は貸し切りの薔薇ホテルで踊りながら倒れていった。

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