早射ち野郎

劇場公開日:

解説

宍戸錠主演のウェスタン調のアクション篇。三原貞修の原作を「夜の挑戦者」の山崎巌が脚色し、「都会の空の用心棒」の野村孝が監督した。撮影は「闘牛に賭ける男」の山崎善弘。

1961年製作/78分/日本
原題または英題:Quick Draw Joe
配給:日活
劇場公開日:1961年4月1日

ストーリー

ダム景気に沸く新開地。エースのジョーがやってきた。彼の馬には血まみれの男、小平が乗っていた。ジョーは警官小田に小平を渡すからと賞金二十万円を要求した。小田はダム工事の事務所から給料を強奪した一味だった。小田は給料を運んだ運転手原がくるまで待ってくれといい、診療所に入れられた。ジョーはキャバレー“ブルー・スター”に行った。踊り子ジェーンが彼に一目ぼれした。流れ者の佐伯がジョーにからんだ。店のマスターで土地の有力者三島が仲に入っておさめた。翌日、ジョーは小学生の三郎と友達になり、それが縁で美人教師の令子の家に泊めてもらうことになった。小平が何者かに殺された。小田はジョーをくさいと思った。表で銃声が起った。三島が佐伯を撃ったのだ。ジョーが小田を助けて三島を逮捕した。小田はジョーから射撃を教えられ、彼を見直した。町から主任刑事の木村が原を連れてきた。原は小平と佐伯が犯人だといい、ジョーは賞金を受取った。またまたジープが襲われ、ボーナスが奪われた。犯人の一人は肩を撃たれているという。三島は犯人の隠れ家に案内するといった。ジョーのところに警視庁から手紙がきた。中には三島の写真が入っていた。三島は元刑事のジョーの兄を殺したことが分った。三島が逃亡した。診療所の真山医師が殺された。ジョーは単身三島の後を追い、隠れ家をつきとめた。ジョーは三島を新開地に追いつめた。小田に手柄をたてさせるために二人は対決した。ジョーは三島の呼んだ殺し屋を引受けた。--工事場にはまた平和が蘇えった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5和製西部劇

2023年12月21日
Androidアプリから投稿

主役は宍戸錠。洋風の顔が西部劇にあってる。
吉永小百合(当時16歳)は、売れっ子でスケジュールが忙しいのだろう。出演者名3番手なのに出番の少ない医者の娘で出演。

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ひろ4

3.5ここは一体どこなんだ!?笑笑

2022年1月11日
iPhoneアプリから投稿

吉永小百合さん目当てで、何気なく鑑賞したが、ジャパニーズウエスタンといえば良いのか、猟銃持って、移動は馬。警官の頭にテンガロンハット?捕まえる罪状は拳銃不法所持?もう設定がめちゃくちゃ。もはやSF、パラレルワールド。頭がクラクラしながらも、観ていると不思議と引き込まれるB級感。なんだかクセになりそうだ。

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ken1

2.0西部劇パロディ

2014年1月16日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

単純

宍戸錠の1961年の日活作品。

ダム建設で賑わう開拓地で現金盗難事件が続発。やって来たジョーは土地の有力者・三島と知り合うが、彼こそ元刑事のジョーの兄を殺した犯人で、一連の事件の首謀者だった…。

「赤い荒野」と同じジャパニーズ・ウエスタンだが、こちらは珍作。何故なら…

「赤い荒野」は西部劇調でありながら、西部劇への憧れを感じさせるものだったのに対し、本作は言うならば、西部劇パロディ。
宿場とか保安官とか衣装とか、さすがに突っ込まずにはいられない。
流れ者のジョーが鬱陶しい町の有力者たち、キザというか自己中な主人公のジョーなど、登場人物の設定もありきたりで全く魅力ナシ。そこに割り込む日活映画風の悪漢一味。
町の若い保安官の成長物語として見れば…。

若き日の吉永小百合も出ていた。

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近大