ドリフターズですよ! 特訓特訓また特訓
劇場公開日:1969年1月15日
解説
東盛作と「日本ゲリラ時代」を監督した渡辺祐介が共同でシナリオを執筆し、渡辺祐介がメガホンをとったシリーズ第四作。撮影は梁井潤が担当した。
1969年製作/87分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1969年1月15日
ストーリー
長吉、風太、忠助、空気、チョロ松の五人組は、農協ギャングの片捧をかついだ罪でブタ箱入り。一年の刑を終えて出所したものの娑婆の空気は冷たかった。前途に絶望した長吉は、部下を道連れに、足摺岬の断崖から投身自殺をこころみた。だが、運悪く禅僧の三休和尚に助けられ、出家した五人は、難行苦行のシゴキの旅に出た。五人は激烈な特訓に痩せおとろえ、ぶっ倒れて火葬にされかかるが、火葬場の隠亡に助けられてしまった。上京した五人は、奮起一番、大海運会社設立をめざして、クズ屋を開業した。足摺から長吉の姪螢子が上京して来た。螢子は、ボロ船に同居すると、バーのホステスになり、その体験をもとに小説を書きはじめた。螢子の客に、ブラジル婦りの大金持乃木がいた。乃木は螢子の客という縁で知り合った長吉のヤマト魂に大感激。自分のコーヒー園を長吉に譲るといいかけた。長吉はすっかり有頂点。部下の猛反対をおしきって、ブラジル行きを宣言した。大むくれのチョロ松らは、長吉の恋女房と螢子の担任の坂口先生が駈落したと吹きこんだ。そこへ、螢子を連れ戻しに来たテツ子と坂口が飛び込み、長吉はブラジル行きを中止するのだった。ところが、チョロ松らは、螢子が乃木老人の求婚に応じて渡航すると聞いて大あわて。やっと、女房と暮らす決心をした長吉を連れだし、四人のアイドル螢子を追って船出した。もちろん、彼らは乃木老人が、精神病院に強制収容されたことを知る由もなかった。