ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌

劇場公開日:

解説

さくらももこ原作の同名の人気漫画の2度目の映画化。絵かきを目指すお姉さんと出会ったまる子が人生の機微に触れて行く様を、多様な音楽とキッチュな幾何学模様にのせて描く。監督は1作目も担当した須田裕美子と芝山努、脚本はさくらももこ、撮影は伊藤修一が担当。

1992年製作/92分/日本
配給:東宝

ストーリー

学校で「めんこい仔馬」という歌を習ったまる子ことさくらももこは、それを図工の時間の絵のテーマにするがどのように描いたらいいか分からなかった。ある日、静岡の祖母の家近くで似顔絵描きのお姉さんに出会い、「めんこい仔馬」は、実は戦争で馬と少年が別れなければならない悲しい歌なのだと3番の歌詞まで教えてもらう。まる子は少年の気持ち、いつまでも忘れないよという心を描く。絵が賞をとった事をお姉さんに知らせようと訪ねると、お姉さんにその歌詞を教えたボーイフレンドが、田舎に帰って牧場をするので一緒に来て欲しいとプロポーズしていた。絵を描きたいから行けないと断るお姉さんに絵はどこでも描けると諭すおませなまる子。そして結婚式の日、そっと学校を抜け出し、絶対忘れないからねと叫ぶのだった。しばらくしてお姉さんの絵が掲載された本が届く。それはまる子が、にわとり小屋の掃除と引き換えに手に入れたばかりの宝物の本と同じものだった。

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映画レビュー

3.0ホント?だが沁みるっちゃ沁みる。

2023年4月6日
iPhoneアプリから投稿

念願の初見。
家族友人他人と無防備に触れ合い、ぬくもりを通わせたあの頃。
ってホント?だが沁みる。
感動装置然とした昭和描写を冷静に疑いつつ、クレしんオトナ帝国ケンとチャコの誕生譚と見立てるか。
楽曲シーンの奔放は良し。
高橋由美子、お懐かしい。

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きねまっきい

4.0ばんざーい!ばんざーい!

2023年4月3日
iPhoneアプリから投稿

さくらももこ脚本の本作
どうしても「このお姉さん実在するのでは?」
と思わずにはいられない。

お姉さんは絵で結果を残せず、
彼と結婚し、北海道へ行く。
実際、この時代には
こんな事が沢山あったのだろうと思わせる。
お姉さんは葛藤ののち、まる子に背中を押され
彼との結婚を決める。
これが、仕方なく結婚を選んだ女性が
漫画家を目指す少女まる子にバトンを渡したんだと思った。

しかし、この映画は最後にちゃんと
お姉さんはコンクールで入選するという
ハッピーエンドのおまけ付きである。
(まる子にとってはギャグ的なバッドエンドだが)

もしかしたら、お姉さんは、
結婚において、自分の才能の負けを感じていたかもしれない。
それでも結婚式でのまる子の無垢な
「バンザーイ!バンザーイ!」は
お姉さんの存在の、人生の、大肯定であった。

そしてまる子も、お姉さんも
互いを絶対にずっとずっと忘れないと告げる。
美しい話だった。

『買い物ブギ』やたまの『星を食べる』など
絶妙なセンスの楽曲たち。
こりゃ、カルト的なアニメ映画になるはずよ。

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JYARI

4.0泣ける。これ以上ノスタルジックな気持ちになれる映画はない

2023年4月2日
iPhoneアプリから投稿

Netflixで配信されたので視聴。子供の頃の豊かな感受性を芸術的に表現した傑作でした。まるちゃんの優しさと強さに感涙必至です。
昭和の時代を体験していなくても、感じ方は世代を超えて共通していると実感。
前半は特に音楽シーンが多くやや冗長に感じましたが、サイケデリックな映像は退屈させません。ハマジ率いるB級男子の名曲にも注目。

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Chapman

3.0めんこい仔馬

2021年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いろんな歌が散りばめられた、観ても聴いても楽しい一編。
まる子は絵かきのお姉さんと知り合う。
学校の宿題で歌の絵を書くことになり、行き詰まったまる子はお姉さんに相談する。

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いやよセブン
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