TARO!(1991)
劇場公開日:1991年5月25日
解説
ロック・スターに憧れる少年がふとしたことから不可解な謀略に巻き込まれ、知り合った仲間たちと共に凶悪に立ち向かっていく姿を描くSFアドベンチャー。脚本は「ドラッグレス」(OVM)の小中千昭が執筆。監督は新人の石井てるよし。撮影は古川誠がそれぞれ担当。
1991年製作/94分/日本
劇場公開日:1991年5月25日
ストーリー
太郎はロックスターにあこがれる普通の中学生。バンドのオーディションに同級生の美香と共に来て、そこで雅之という天才キーボード少年と出会うが二人とも落選。そんな太郎の前にエコープロのスカウトだと名乗る赤いスーツの女がデビューの手助けをすると太郎を誘う。一方、街には信輝会という新興宗教が蔓延しつつあり、テレビディレクターの紀本はその調査中に信輝会が鬼を復活させる計画を察知する。雅之とエコープロを訪れた太郎は、そこでなぞの信号音を聞かされ、それ以来、太郎はその音を聞くたびに意識不明の言葉を発するようになり、彼のまわりで数々の怪事件が起こり出す。紀本の調査でその言葉は古代カムラ語だと判明。さらに太郎には桃太郎資質の持ち主で、怪信号によって、それが覚せいしようとしていることが明らかになってくる。その事実を知った信輝会は美香を誘拐し、それを追う太郎は苦難の末、雅之と共に信輝会本殿へ乗り込んだ。そこは東カムラ共和国の工作機関であり、ローカイ大佐が鬼の細胞をバイオチップと化し、人類に先じた民族の記憶をよみがえらせて、世界統一の野望を図っていた。そしてついに鬼が復活、そして太郎も「桃太郎」も覚せいした。太郎は死闘の末、鬼を倒し、ローカイ大佐の野望を打ち崩すのだった。