セロ弾きのゴーシュ(1982・アニメ)

劇場公開日:

解説

ヘタなセロ弾きのゴーシュが腕をみがき、人間的にも成長する姿を描く宮澤賢治原作のアニメーション。大藤賞受賞作品。監督は「じゃりン子チエ」の高畑勲、キャラクターデザイン・原画は「未来少年コナン」の才田俊次、美術は「銀河鉄道999」の椋尾篁がそれぞれ担当。

1982年製作/63分/日本
配給:にっかつ

ストーリー

ウダツのあがらぬ職業楽士ゴーシュは、内気で劣等感が強く、いつも楽長にしかられていた。仲間との交流もない彼は毎晩、家を訪れる動物たちを相手にセロを弾いてやる。いつしか動物たちとの対話の中から、彼の心はほぐれていき、町のコンサート発表会ではソロを弾くまでに、腕をみがき、人間としても成長していくのだった。

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スタッフ・キャスト

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フォトギャラリー

映画レビュー

4.5知の巨人、高畑勲

2021年9月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

たいへんな構成力を持った高畑勲。82年作の本作にもその才は存分に発揮されている。
映画音楽というものを根底から覆す様な演出には脱帽する。本来は映像を補うはずの映画音楽たが、本作はまず音楽があり、そして映像が音楽に追いついてきて、そして共存する。そこから音楽が醸し出すテーマを汲み取り、それを映像で表現し一体化する。なんという心地いいアニメだろう。
大地や虫や動物から奏でられる音楽。まさに自然と共に音を楽しむ。宮沢賢治の世界観を見事に表現している。
高畑勲先生。もっと長生きしてもらい、平家物語を描いてほしかった。

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カメ

4.5感情の発露

2020年1月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

幸せ

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ネコ脱皮

5.0叙情絵画的音楽童話動画

2018年6月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

幸せ

スクリーンで観たのはたしか御茶の水にあった日仏会館なのでアニドウの上映会ぶりか、

LD は持ってだけど今回観たのはかなり色鮮やかな印象、

たぬきちのセリフ「2弦目極端に遅れる」だったと思ったがちょい違った。
#映画鑑賞記録
#アニメーション映画
#CinemaChupkiTabata

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褐色の猪

4.0見てよかった。

2015年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

高畑勲の作品ということで、いつかは見ないといけないと思いながら、それでも延ばし延ばしになっていましたがついに見ました。
見てよかった。
ジブリの映画のようであり、世界名作劇場のようでもありますが、それよりもなによりもずっと高畑勲映画でした。
背景美術の美しさはかぐや姫に通じるものがあり、こういう映画をもう一度やりたかったのだなと感じました。
それに乗るセルの世界がなんともいえないいきいきさとそれから生命の美しさを描いていて、そのバランスが素晴らしい。
七年間もかけて一時間の映画を作ってしまうのだから、15年かけて2時間のかぐや姫を作るのもわかる気がします。それは仕方のないことです。

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lotis1040
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