青春のお通り

劇場公開日:

解説

京都伸夫の同名小説を、「悲しき別れの歌」の三木克巳が脚色、「涙をありがとう」の森永健次郎が監督した青春もの。撮影は「青春の裁き」の藤岡条信。

1965年製作/76分/日本
原題または英題:The Frivolous Age
配給:日活
劇場公開日:1965年7月14日

ストーリー

短大でクラスメートだった南原桜子、青柳久子、駒井中子は、お互いにニックネームで呼びあう仲良しであった。チャッカリスカヤと言われる桜子は、卒業するとお手伝いさんになることを決意した。桜子は、人手不足の現在、お手伝いほどボロイ商売はないと思ったのだ。家事サービス職業訓練所に通った桜子は、武庫山高級住宅に住むテレビ作家浪花秀介のお手伝いに決った。浪花家はチャッカリ屋の桜子の出した条件通りの、自由で文化的家庭であった。下見に行った桜子は、浪花家の状況を中子、久子に伝えると、楽しい生活を夢想した。そんな桜子に中子は、久子の兄の圭太が桜子に好意をもっているらしいと告げた。だが、桜子はチンパンジーのふきかえをして、月収二万円しかない圭太の存在はぴんとこなかった。次の日から桜子は、浪花家の一員となった。ハウスキーパーの斎藤カメは、かつて高校教員をしていたというインテリ。秀介は桜子の新鮮な魅力に早くも熱っぽい眼を送る。彼の妻ユカリも一遍に桜子が気に入り、何かと世話を焼いて、桜子は楽しい毎日だった。しかし、派手な生活をする浪花家では、時として大客があり酷使されることもあった。ユカリが映画の撮影で上京することになった。付き人として上京した桜子は、圭太が中子と親しいと聞き、動揺した。桜子はユカリとホテルに泊って撮影所通いをした。そんな桜子を若い俳優早川虎二はデイトに誘った。一方その頃桜子は、ユカリに秀介の浮気を調査するよう依頼された。そして、夫婦がそれぞれ浮気をしているのを知り、桜子は愕然とした。そして更に、尊敬する姉の梅香が、浮気の末子供を妊って自殺未遂事件を起したのも、桜子にショックを与えた。撮影も終り、帰る車中桜子は圭太と結婚することを決意した。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く

他のユーザーは「青春のお通り」以外にこんな作品をCheck-inしています。