青春グラフィティ スニーカーぶるーす

劇場公開日:

解説

話題のアイドル近藤真彦、野村義男、田原俊彦の“たのきんトリオ”が出演する、硬い友情で結ばれた定時制高校に通う三人の若者の姿を描く。脚本は「帰ってきた若大将」の田波靖男と安斉あゆ子の共同執筆、監督は「炎の舞」の河崎義祐、撮影は「惑星大戦争 THE WAR IN SPACE」の逢沢譲がそれぞれ担当。

1981年製作/86分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1981年2月11日

ストーリー

昌也、洋一、敏夫は定時制高校に通う三人組。昌也の夢はシンガー・ソングライター、洋一はカメラマン、そして敏夫は野球部のピッチャーとして甲子園に出場することだ。三人はそれぞれ違う職場で働きながら夢をはぐくんでいた。昌也は、敏夫により多く練習が出来るようにと、彼の仕事をひきうけている最中に交通事故を起してしまう。仕事をクビになり、事故の相手から損害賠償を請求される昌也。昌也の姉の由美やその恋人の石崎も何とかしようとするが金の工面がつかない。事情を知った敏夫は何とか金を都合し、昌也に渡すよう洋一に頼んだ。そして、敏夫は甲子園の夢を捨て、実業団チーム平和建設で野球をやることにした。それを知った昌也は敏夫が裏切ったと思い激怒する。洋一は敏夫が金のために平和建設に入ったと思っていたが、口止めされていて昌也の誤解をとくことができない。やがて昌也と敏夫は絶交状態となる。昌也は石崎の紹介で富士サファリパークの飼育係として働くことになった。上司の三田は昌也をしごき、こきつかう。ことごとく反抗する昌也。そんなある日、ライオンの子が病気になり、献身的に看病する三田の姿を見て、昌也は彼の厳しさを理解する。敏夫のことを後悔する昌也は、敏夫の残した詞に曲をつけ、ラジオ局のコンクールに出場した。二人の共作“スニーカーぶるーす”が決勝進出を決めた日、昌也は洋一から敏夫が暴力団の仲間にひきずり込まれ、苦境におち入っていることを知らされる。昌也はラジオを通じ行方の知れぬ敏夫に呼びかける。敏夫は昌也を助けるために、暴力団の経営する相川商事から金を借り、窃盗グループの手伝いをさせられているのだ。ラジオを聞いた敏夫は昌也に連絡しようとして、相川に警察に通報したと誤解され、殺されかける。逃げる敏夫を相川と配下の者が追う。相川の本拠に駆けつけた昌也と洋一は敏夫を助けるが、三人は相川の配下の暴走族に囲まれてしまう。死物狂いの激闘の果て、敏夫のオートバイと相川の車が正面衝突する。「きこえるぜ、おまえの曲が……」と言い残し、敏夫は昌也と洋一に抱かれ息絶える。数日後、敏夫の夢であった甲子園で二人だけの葬式が行なわれた。敏夫の名を呼ぶ昌也と洋一の瞳から涙が流れ落ちていた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5当時の凄まじい人気は映画を観ても想像できない。

2019年7月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

今となっては苦笑いしか出ませんが。
初日早朝に観に行ったものの、激混みで入場できず断念したのはいい思い出。後日行ったらガラガラでした。
オリジナル脚本なので、演技はまだまだだったとはいえ役柄等はそれなりにはまっていたように思う。

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なお
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