SPRIGGAN スプリガン
劇場公開日:1998年9月5日
解説
トルコの山奥で発見されたノアの方舟をめぐって、アーカムと呼ばれる組織の工作員・スプリガンたちとペンタゴンの壮絶な戦いを活写したジャパニメーション。監督は本作でデビューを果たした川崎博嗣。脚本は、たかしげ宙と皆川亮二による同名原作を基に、川崎自身が執筆。撮影を「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」の白井久男が担当している。また総監修に「MEMORIES」の大友克洋があたっている。声の出演に森久保祥太郎。
1998年製作/90分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1998年9月5日
ストーリー
トルコのアララト山でノアの方舟が発見された。その半年後、世界に散見する超古代文明を封印することを目的に活動する組織アーカムの工作員”スプリガン”のナンバー1・御神苗優は、何者かからの謎の脅迫状と共にプラスティック爆弾を受け取る。辛くも難を逃れた彼は、アーカムの日本支部でノアの方舟発掘現場で惨殺されたアーカムの隊員の写真に、「御神苗優、次はお前の番だ」というメッセージを発見。日本支部の制止を振り切って、トルコへ飛ぶことを決意するのだった。トルコ到着早々、敵の手厚い歓迎を受けた優は、大立ち回りを展開。執拗な攻撃を交わして、漸くアララト山奥地のアーカム調査基地に到着する。そこで優は、懇意にしているメイゼル博士とマーガレット助手に再会するが、またしても敵の襲撃に見舞われてしまうのであった。その敵とは、アメリカ国防総省、いわゆるペンタゴンだった。ペンタゴンは、ノアの方舟の秘密を手に入れるべく、殺人マシーンのファットマンやリトルボーイらが率いるサイボーグ部隊を次々に送り込んできた。優の命を狙っていたのも、彼らに違いない。何故なら、優はかつてサイボーグ部隊から脱走した過去があったのだ。優は、メイゼル博士が開発した精神感応金属オリハルコンと人工筋肉を組み合わせたアーマード・マッスル・スーツを装着して、ファットマンやリトルボーイたちと激戦を繰り広げ、もうひとりのスプリガン、ジャン・ジャックモンドと共に基地を守ることに成功する。ところが更にペンタゴンから送られてきたマクドガル大佐の超能力の前には歯が立たず、メイゼル博士とマーガレット助手を誘拐されてしまう。ふたりを拉致したマクドガルは、ノアの方舟の内部に侵入すると、そこでペンタゴンに反旗を翻し、実は生命創成装置であったノアの方舟を使って、新しい世界、新しい生物を誕生させようと企むのであった。そして、それに邪魔になる腐りきった人類を壊滅すべく天変地異を発生させる。しかし、そこへ3人の後を追って優が現れた。優は神になろうとしたマクドガルの悪魔の計画を阻止しようと、果敢にも戦いを挑んでいく。そして壮絶な戦いの末マクドガルを倒し、ノアの暴走を食い止めることに成功するのであった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- 川崎博嗣
- 演出
- 須藤典彦
- 演出助手
- 有冨興二
- 総監修
- 大友克洋
- 構成
- 大友克洋
- 脚色
- 川崎博嗣
- 伊藤康隆
- 原作
- たかしげ宙
- 皆川亮二
- エクゼクティブ・プロデューサー
- 山下暉人
- 渡辺繁
- 滝本裕雄
- 藤原正道
- プロデューサー
- 植田文郎
- 池口和彦
- 濱名一哉
- 斎春雄
- 田中栄子
- 絵コンテ
- 川崎博嗣
- キャラクターデザイン
- 江口寿志
- メカニック設定
- 山根公利
- 作画監督
- 江口寿志
- 熊谷哲矢
- 松田勝己
- 清水保行
- 遠藤正明
- メカニック作画監督
- 山下将仁
- 銃器設定
- 岡村天斎
- 撮影監督
- 白井久男
- 撮影
- スタジオコスモス
- 美術監督
- 小関睦夫
- ノアの方舟デザイン
- 大友克洋
- 設定
- 末武康光
- 音楽
- はい島邦明
- 音楽プロデューサー
- 柴田新
- 主題歌
- Saju
- 音響監督
- 鶴岡陽太
- 編集
- 瀬山武司
- 制作担当
- 高橋靖
- 特殊効果
- マリックス
- CGI
- 斉藤亜規子
- 色彩設計
- 秋山久美
- ナレーション
- 矢島正明