スケバン刑事
劇場公開日:1987年
解説
窓に立ち向かっていく少女たちの姿を描く。『花とゆめ』に連載された和田慎二原作の同名漫画の映画化で、脚本は「バロー・ギャングBC」の橋本以蔵と「GU-GUガンモ」の土屋斗紀雄の共同執筆。監督は「宇宙刑事シャイダー」の田中秀夫、撮影は大町進がそれぞれ担当。
1987年製作/93分/日本
配給:東映
劇場公開日:1987年
ストーリー
4ヵ月前、2代目スケバン刑事を解任された麻宮サキは、普通の女子高生に戻り平和な学園生活を送っていた。だが、和夫という少年の落とし物を拾ったことから、ある事件に巻き込まれる。孤島に停学となった不良生徒たちを改心させるための学校があるが、そこでは軍事訓練が行われていた。校長、服部は生徒たちを殺人兵士に変えてクーデターを計画しているらしい。和夫は友人、喜久男と証拠となる写真などを盗みだして、その学園、地獄城を逃亡したのだ。サキは暗闇指令に会って地獄城の調査を依頼した。そして、昔の仲間お京を訪ねた。喜久男の妹めぐみも加わり、サキたちは助人となるスケ番たちと待ち合わせの場所に行くが、ヘリコプターがマシンガンで襲撃してきた。突如現われた3代目スケバン刑事、風間唯も一緒に戦うがかなわず、和夫が撃たれ死んだ。お京は英国留学のために飛行場へ向かう雪乃を待らぶせして、一緒に戦ってくれと頼み込んだ。暗闘指令も部下の西脇たちと地獄城の内偵をすすめ、服部は5年前のクーデター事件の首謀者で爆死したと思われていた北時宗だという確証を得ていた。その頃雪乃の別荘では、地獄城攻略の作戦が練られていた。決行の前の晩、西脇がこれまでの4倍の重量と16倍の破壊力を持つ究極のヨーヨーをサキに持って来た。サキたちはゴムボートで地獄城に闇に紛れて近づき作戦どおり潜入する。だが、服部たちに捕えられた。兄を救けてやると乗せられためぐみが密告していたのだ。喜久男のひどい姿をみためぐみは、危機一髪のサキを救った。そして、再び作戦が開始された。雪乃が電源を切断して、サキたちは生徒たちを脱出させるのに成功。そのさなか、捨身となっためぐみは地獄城に戻り火をつけた。サキもまた服部と対決するために引き返していた。凄絶な戦いが始まった。サキを助けようと駆けつけためぐみが倒れた。怒りに燃えたサキのヨーヨーが服部めがけて飛ぶ。彼を倒したサキはゴムボートまで駆けつけ、全員無事東京に戻った。
スタッフ・キャスト
受賞歴
第11回 日本アカデミー賞(1988年)
ノミネート
新人俳優賞 | 南野陽子 |
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