スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねえ

劇場公開日:

解説

青島幸男原作を「新夫婦読本 窓から見ないで」の高橋二三が脚色、「男の銘柄」の弓削太郎が監督した歌謡サラリーマンもの。撮影はコンビの石田博。

1962年製作/69分/日本
配給:大映
劇場公開日:1962年3月25日

ストーリー

新入社員の第一歩を踏み出した石橋と梅田は、五人の同僚と一緒に中村課長の下に配属されこき使われることになった。仕事は忙しいしどなられ通しだが、少しは良い事がないでもない。それは女子社員に大いにもてることだ。だが、石橋君、小森君始め七人の新入社員にとって、それにうつつを抜かしていられない大事件が持ち上った。それは三ヵ月後に社長と社長令嬢が渡米することになり、二人の随員がその新入社員の中から選ばれるという通達があったことだ。うまくいけば令嬢を獲得できるかもしれない。七人の新入社員は張り切った。だが、石橋君に女難の気が現われた。女子社員ナンバーワンの美人荒牧しのぶのロケットに石橋君の写真が入っているのを同僚の英子が見つけてしまい、大評判となった。また夢田君には幼馴染の弓子が会社に訪ねて来て評判になった。二人はがっかりだ。ところが七人組の他の連中達もそれぞれ悩みがあるもんだ。一人は女子社員と温泉マークにチンボツ。それがもとで退社。一人は結核を診断されサナトリウム行き。一人は北海道へ転任。一人は競馬にこって、ついに競馬新聞の社長に転身。残る二人は石橋君と夢田君となった。ところがである。社長が軽い脳溢血で倒れ、アメリカの視察旅行は取り止め、令嬢一人が婚約者のいるアメリカへ行くことになった。二人の夢は破れがっかりである。石橋君はしのぶとの結婚を今や真面目に考えている。彼女には死別した夫があり女手一つで子供を育てていた。その夫は石橋君にそっくりだという。石橋君はそれでも良いような気がしているのだ。夢田君は弓子と結婚することに決めた。やっぱり、幼馴染が一番良いと思ったのだ。

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