首都高速トライアル
劇場公開日:1988年11月26日
解説
首都高速のタイム・トライアルに挑むレーサー志望の少年達の青春群像を描く。脚本は「BU・RA・Iの女」の斉藤猛が執筆。監督は「ラブ・ゲームは終わらない」の金沢克次、撮影は同作の野田悌男がそれぞれ担当。主題歌は、小西麻衣子(「Mr. Juggler」)。
1988年製作/95分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1988年11月26日
ストーリー
レーサー志望の六雄は祐二がチューンアップしたスカイラインで、F1レーサー・長島徹のもつ7つの高速道路の区間記録に挑戦した。それはプロをめざす少年達にとって資格を試すためのけじめだった。祐二や恋人・美子の夢を乗せて、六雄は第三京浜を皮切りに横浜新道、横須賀道路、東名、中央、湾岸と次々と記録を塗り替えていった。しかし、首都高速だけは記録を破れなかった。結局、六雄はレーサーを諦めて就職。美子とも別れた。3年後、六雄は隆という暴走族あがりの少年が自分の記録を更新していると噂を聞いた。残るは首都高だけとなった時、美子が自らかつての六雄のマシンで首都高に挑戦。しかし、魔のカーブと呼ばれる難関で、彼女は事故死してしまった。六雄は美子の死で、再び走る決意をした。美子の妹・ユリは隆と付き合っていたが、彼が走り屋の情報を交通機動隊の川北に流す代わりに記録更新の便宜をはかってもらっていたのを知った。隆の裏切り行為に腹をたてた走り屋達は、彼のマシンをぶっ壊した。祐二の手で六雄の新しいマシンが完成。ユリも美子に代わって応援してくれている。川北の制止をかわして、六雄は首都高速、13.9キロ、5分13秒の壁に挑戦。そしてついに新記録を達成するのだった。