社長紳士録

劇場公開日:

解説

「香港クレージー作戦」の笠原良三がオリジナル・シナリオを執筆、「続社長外遊記」の松林宗恵が監督した社長シリーズの一編。撮影は「みれん」の西垣六郎。

1964年製作/95分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1964年1月3日

ストーリー

秘書課長原田勉が待ち焦れた結婚式の当日、媒酌人、大正製紙常務小泉礼太郎が、大正製袋新社長に就任が決り、またまた、お流れとなった。猿丸部長の提案で新社長の歓迎パーティが、クラブパピヨンで開かれた。折りしも開店記念日と重り、マダム京子もすこぶるごきげんがよい。記念行事の椅子とりゲームの特賞サービスは、マダムのキッスと決まった。最初はしりごんでいた礼太郎も、ライバル赤羽製袋の中西社長が出場とあって発奮したが、尾底骨を打って失格する破目となってしまった。翌日、社長第一日目を、足を引きずりながら出勤した礼太郎に、富岡営業部長が、鹿児島県下の南国澱粉から契約御破算の知らせがあったと聞いた。その裏には赤羽製袋があるとか、礼太郎にとってケツ圧のあがることばかりだとうとう人間ドックに入る決意をした。一方原田は、長年の恋人房代と富岡媒酌人代理の司会のもとゴールインした。途中、人間ドックで診断の結果、一千人に一人という肉体の持ち主と折紙をつけられた礼太郎からはなむけの言葉が送られた。礼太郎は早速仕事にハッスルして南国澱粉社長日田山隼人と交渉を始めた。しかしこの隼人がまた大変な変り者で、ひとすじ縄でゆかぬ男。礼太郎の横に鹿児島NO・1のはま勇をはべらせるかと思えば、別の座敷では、赤羽製袋中西社長が歓待されているという、ふたまたかけたやり方だ。そんな隼人の出方をよそに、礼太郎は、はま勇とホテルへ。ところが、丁度新婚旅行に来た原田と房代にばったり出会って、悪戦苦闘の態。べロベロに酔った猿丸と、前途多難な交渉旅行ではある。

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