下落合焼とりムービー

劇場公開日:

解説

大日本下落合大学を舞台に大学当局の不正を暴く主人公の活躍をスラップステイック・コメディで描く。脚本は「赤塚不二夫のギャグ・ポルノ 気分を出してもう一度」の高平哲郎と同作の赤塚不二夫、滝大作の共同執筆、監督も同作の山本晋也、撮影は「十代 恵子の場合」の鈴木史郎がそれぞれ担当。

1979年製作/86分/日本
配給:東映
劇場公開日:1979年6月23日

ストーリー

長田総長以下、西田教授、山田助教授らによる徹底したファッショ教育が行なわれている大日本下落合大学に、ハーレー・ダビッドソンにまたがる軽佻浮薄な男、矢車栄二がやってて来た。校風とまったくかけ離れた、やたら調子の良い矢車に長田総長の娘、まりが一目惚れしてしまった。一方、まりに密かに思いを寄せていた西田助教授は、まりの気持を知り、矢車を葬ることを決意する。そんな矢車に、大学浄化運動の女リーダー、日本不二子が接近してきた。不二子は矢車に、長田総長が日本中を騒がせたポッキード事件に関係して、大金をダイアモンドに替え、大学地下金庫に隠しているという事実を告げる。暫くして、自称大学の若大将こと大山厳が主催するパーティーが校内で開かれた。軟弱派学生たちが集まって青春を謳歌していると、そこへ、パーティーを潰しに長田軍団の学生たちがやって来た。まりとのデートでパーティーに遅れてやって来た矢車は、そこに、軟弱派学生の惨状を見て、不二子とともに当局に対し、復讐を決意する。大学は長田軍団の思うがままに半年が過ぎ、大学創立二五周年記念のパーティーが迫っていた。不二子、矢車ら大学浄化運動のグループは、パーティーで大学がカラになった隙に地下金庫を襲う計画を立てる。当日、パーティーが開かれているある船の上では、日本の影のドン、赤坂と長田総長との間で、ダイアモンドを前に、闇の取引が行なわれていた。そうとも知らず、苦心の末、地下金庫を開けた矢車ら一同、中を覗いてビックリ。ダイアモンドは船の上と知った矢車ら、それとばかりに船に、向かう。長田軍団、不二子、矢車、それに奇妙なボーイがいり混じって船上は大混乱。そのとき、総長の情婦、康子の激烈なウィンクで大津波が生じ、ダイアモンドは海の中へ……。口措しがる長田たちを残して、矢車と不二子はモーターボートで船から去っていくのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0タモリが若い!

2024年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

まあ、今見ても一つも面白くないし、時代性を切り取った作品でもない。その時代の空気を吸った人間にしかわからない映画。

見るべきは、とにかく豪華な知識人たちのキャスティングとその一芸ぶり。
東京のサブカルを語るのに、たぶん外せない作品なのだろう。そういうスノビズムに私は反感を覚えるのだ。

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うそつきかもめ