殺人者を消せ
劇場公開日:1964年9月19日
解説
長沢朗の原案を「青い性(1964)」の池田一朗がシナリオ化「河内ぞろ どけち虫」の舛田利雄が監督したアクションもの。撮影は「新・男の絞章 度胸一番」の高村倉太郎。
1964年製作/94分/日本
配給:日活
劇場公開日:1964年9月19日
ストーリー
カストロ髭をたくわえた早川次郎は、拘置所で佐竹と名乗る男から「一カ月だけ身替り社長になって欲しい」と依頼された。サラリーマンの単調な生活にあきていた次郎は、何度も日本脱出を試みていた時であったので、この冒険にとびついた。泉海運というその会社は、横浜屈指の倉庫会社であったが、アメリカに留学中の次男信夫をのぞいて、一家が自動車事故で死亡したのだった。次郎は、信夫の写真を見て、自分と瓜二つなのに驚いた。佐竹は経理課長であったが、使いこみがバレることを極度に恐れていた。翌日の羽田空港から、次郎は信夫の身代りとなった。巧みな次郎の演技は、信夫の婚約者林百合をのぞいて、誰も疑う者はいなかった。だが、次郎はそれ以来危険な目に遭遇した。泉親子の死に方と同じあくどい作為であった。一方クラブ“66”では、沖専務、植草、須田、山下常務、大株主の白井、森中、それに前社長秘書の小西洋子の七人は、新社長暗殺の秘策を練っていた。その頃百合は、次郎が信夫の身替りだと見破ったが次郎の素朴な誠実さに、いつか好意を抱いた。次郎は依然として危険にさらされていた。沖をはじめとする謀略組は、次郎のつよ気にむしろおびえていた。洋子を使って次郎をベッドに連れこむとダイナマイトで次郎を殺そうとしたが、この計画も失敗に終り、爆音が次郎のいない部屋で起った。腹をたてた沖らは、洋子を串刺しにすると、仲間の間で醜い争いを起し、森中、山下、白井、須田らは、自滅していた。あくまで次郎を消そうとする沖らは、植草、佐竹、百合と共に次郎をヨットで海に誘った。しかし途中、ささいなことから、沖と植草は仲間割れし、自滅した。佐竹もヨットからふり落されて死んだ。飛行機で日本脱出を計った次郎を追いかけた百合は、スイスで、次郎の胸にだかれた。
スタッフ・キャスト
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早川次郎石原裕次郎
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泉信夫石原裕次郎
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林百合十朱幸代
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佐竹正一小池朝雄
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沖利蔵高松英郎
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植草一政小高雄二
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須田透大坂志郎
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山下圭作嵯峨善兵
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白井剛太郎名古屋章
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森中正永井智雄
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小西洋子稲野和子
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村井荒木一郎
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城昇杉江弘
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お時浦辺粂子
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山下和枝新井麗子
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田中刑事玉村駿太郎
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加納刑事衣笠真寿男
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貨物船の事務長山田禅二
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囚人A榎木兵衛
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囚人B黒田剛
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囚人C村上和也
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囚人D宮原徳平
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看守A柳瀬志郎
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看守B峰三平
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白井組の男A木島一郎
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白井組の男B高橋明
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白井組の男C市村博
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白井組の男D田畑善彦
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白井組の男E岩手征四郎
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司会者島村謙次
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会社の運転手紀原土耕
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ダンプの運転手晴海勇三
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ダンプの助手A本目雅昭
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ダンプの助手Bむら稔
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ジャーナリストA久遠利三
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ジャーナリストB小柴隆