サソリ 殺す天使

劇場公開日:

解説

前作「サソリ 女囚701号」から数年後、ナミが妹殺しの犯人を執拗に追いつめていく姿を描いたダークアクション。監督は「バブルと寝た女たち」の新村良二。篠原とおるの原作をビデオ『Zero Woman』シリーズの監督である後藤大輔が脚本を担当。撮影は「大怪獣東京に現わる」の坂江正明が手がけている。主演は、ビデオ『あばれブン屋』の小松千春。尚、本作は「サソリ 女囚701号」と同時上映された。

1998年製作/83分/日本
配給:ビジョンスギモト(配給協力=アルゴ・ピクチャーズ)
劇場公開日:1998年10月31日

ストーリー

脱獄してから数年後、ショーパブで働きながら犯人を捜すナミは、偶然テレビに映る片腕のヤクザの組長、郷田修造を見かけた。郷田が犯人だと確信したナミは、ホステスに転職し、郷田に近づく。しかし郷田は、ナミがチャンスをうかがっている隙に、郷田と対立している寒河江組に雇われたヒットマンに殺されてしまう。傷を負ったヒットマン・英次を助けて話を聞くと、彼が以前、銀行強盗をしたときの共犯者で恋人の一子が刑務所で服役しているという──。その頃、刑務所では署長の谷と看守長の依田が、女囚たちをクスリ漬けにしていた。暴力団との癒着によって安値で薬を仕入れ、出所した者にバイヤーを強要するなどして金儲けを企んでいたのだ。その中で、一子はクスリを打たれて依田にレイプされる毎日だった。そんなある日、刑務所内で女看守が死亡した。現場に呼ばれたモグリ医師の志村は、明らかに死亡した看守がクスリ漬けであったことを問題にする。しかし、医師免許のことをばらすと依田に脅されて事故死と死亡診断書に書き込む──。ナミは怪我をした英次に徐々に惹かれていき、彼の力になりたいと思い始めた。彼の代わりに一子を助けるため、恋人であった刑務所嘱託医の優二に懇願し、彼の代理として刑務所に潜入する。過酷なかつての日々を思い出しながら検診を始めるナミ。そして、一子の情報をやっと掴み、強行突破を決意。隠し持っていた銃を取り出して、以前、同じ部屋に収監されていた照美にも助けられ、何とか外まで逃げることに成功する。しかし、後もう一歩というところで一子は射殺されてしまう。迎えに来ていた英次と二人で逃げる内、彼の腕が義手であることが判明した。そして、英次こそが妹殺しの真犯人でることも。絶望に打ちひしがれ英次に銃を向けるナミ。しかし、そこに看守たちの放った弾丸が英次の身体を貫いた。橋の上から落ちそうになった彼の義手をがっしと握りしめて英次を助けようとするが、無惨にも義手が身体から離れ、英次は谷底に。看守たちがライフルでナミを狙っている。その時、ナミにおけるすべての事柄が終わった。

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