九ノ一金融道
劇場公開日:2000年1月29日
解説
若くて美しい女街金社長が、悪徳金融業者相手に闘いを繰り広げる金融コメディ。監督は「オサムの朝」の梶間俊一。バーミー双六による原案を基に、「ドリーム・スタジアム」の尾崎将也と「きみのためにできること」の高橋美幸が共同で脚本を執筆。撮影を「凶犯」の小川洋一が担当している。主演は「新撰組」の清水美砂。スーパー16ミリからのブローアップ。
2000年製作/99分/日本
配給:ビジョンスギモト
劇場公開日:2000年1月29日
ストーリー
全ての金融会社に見放された人たちに、9日で1割という高金利で金を貸すアーバン・ファイナンス。通称「九ノ一金融」と呼ばれるこの会社の女社長・麗子は、決して客を潰すことなくきっちり返済させる凄腕の持ち主だ。ある日、町工場の経営者・遠山に取り立てに行った彼女は、彼が悪徳業者・玉川金融に理不尽な借金返済を迫られ、倒産の危機に瀕していることを知る。このままでは、融資した金は戻ってきそうにない。そこで、経営者の為に人肌脱ぐことになった彼女は、玉川金融と裏で繋がっているひばり信用金庫を出し抜き、見事2500万をゲットすることに成功する。ところが、その際にスポンサーである片桐夫人に借りていた資金2億の債券が玉川金融の手に渡ってしまい、彼女は思わぬ窮地に立たされるのであった。追い込まれた麗子は、債券を取り戻そうと玉川金融に高級和牛の嘘の引き取り話を持ち込むが、彼らを倉庫の冷凍室に閉じ込められてしまう。しかし、咄嗟の機転で彼女は玉川金融に債権を燃やして暖を取らせることを思い付く。果たして、作戦は功を奏し、まんまと踏み倒しに成功した彼女は、金融の道にカムバックするのであった。