くたばれ愚連隊
劇場公開日:1960年11月23日
解説
「六三制愚連隊」につづく和田浩治の愚連隊シリーズの第二作。原健三郎の原作を、「英雄候補生」の山崎巌が脚色し、「すべてが狂ってる」の鈴木清順が監督した。撮影は「幌馬車は行く」の永塚一栄。
1960年製作/80分/日本
原題または英題:The Purloined Map
配給:日活
劇場公開日:1960年11月23日
ストーリー
看板屋レインボー・アート社の親爺大作は、南条という男が居眠り運転する車にはねられて死んだ。雇人の定夫が後をついでペンキ屋を続けることになった。大作の娘のミヨ、ボーイの三平たちも賛成した。極東観光の事故係が、三万円で示談にしようとやってきた。定夫は憤然とし、極東観光へ怒鳴りこんだ。社長が南条だった。定夫は百万円貰って帰ってきた。レインボー社に井関という弁護士が現われた。井関は淡路の松平家の家臣で、先代のかくし子である定夫を探してきたのだ。定夫は淡路へ渡った。定夫は井関の娘和子に案内して貰った。定夫の義理の弟がダムで溺死したという話に疑念を持った。その頃、南条が秘書の由紀を連れて淡路へ来た。南条はここでキャーバレーを経営していた。さらに松平家の所有する旅館、牧場の買収を図っていた。これには、松平家の相談役溝口が一役買っていた。定夫が若い人のためのユースホテルを作った。開店披露会には、由紀も呼ばれていた。由紀は祖母郁代の知人であった。ホテルの地下室では、南条の子分たちがある装置を仕掛けていた。火事が起った。定夫は南条一味を撃退した。溝口は罪を悔い、由紀が定夫の実の母であることを話すのだった--。