今日もわれ大空にあり

劇場公開日:

解説

「青島要塞爆撃命令」の須崎勝弥のオリジナル・シナリオを「日本一の色男」の古沢憲吾が監督した航空映画。撮影もコンビの小泉福造。

1964年製作/103分/日本
原題または英題:Tiger Flight
配給:東宝
劇場公開日:1964年2月29日

ストーリー

航空自衛隊、浜松基地では今日も三上一尉以下、小村、風間、佐々の荒くれ者が、訓練に励んでいた。彼らの夢は、人間の乗れる最後の戦闘機F104Jジェット機のパイロットになることだ。お互いに若いのにまかせて、パイロット食堂の栄養士由紀のもとにいっては、腹ごしらえを忘れない気ままな、訓練生活をしていた。しかし新任の隊長山崎二佐が赴任してからは、隊内の雰囲気が、一変した。毎日、毎日超音速の猛訓練は、彼等にとって、かなりきついものであった。ある日、風間は山崎隊長の見守る中、機上の人となったが、どうしたことか、飛行機の操作を誤り、九死に一生を得た。風間は以後、飛行機恐怖症になった。だが、数日後風間と、同乗した山崎隊長が、「パイロットは空に上ると頼れるのは自分だけだ」と言いながら空中から飛び降りた。これを見た風間の心に、再び空への挑戦が広がった。すっかり自信を回復した風間だが、マッハの世界は厳しかった。計算の上にたった自信で支えられていた山崎隊長は、パラシュート訓練中、軽く腰を打って、F104J機の搭乗を断念した。タイガー隊のアイドル由紀は遂に小村が射とめた。タイガー隊最後の訓練の日が来た。折りしも着陸地千歳航空は暴風雨だ。が山崎二佐は、四人の隊員に「今夜の飛行に成功すれば、F104機パイロットとして成功する自信が掴める」と餞の言葉とした。見事難飛行に成功した四人に、山崎は、自分を乗り越えて、F104機を乗りこなして欲しいと、言うと、浜松へと帰った。その後四人を乗せたF104機が轟音を残して飛んだ。

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