凶犯
劇場公開日:1999年7月17日
解説
ヤクザの裏金を巡り、欲と裏切りが交錯する争奪戦を描いたクライム・アクション。監督はHIDE。脚本は「報復 REVENGE」の齊藤猛。撮影を「銃爪」の小川洋一が担当している。主演は「報復 REVENGE」の野本美穂と『仁義9』の中村綾。スーパー16ミリからのブローアップ。
1999年製作/83分/日本
配給:ビジョンスギモト
劇場公開日:1999年7月17日
ストーリー
チンピラに暴行され、廃工場に捨てられた車のトランクに身を横たえていたユキは、自分の組から大量の株券を持ち逃げし、売りさばこうとした元誠仁会幹部の宇東とその愛人・朋代の取引現場を目撃してしまう。しかし取引は失敗。宇東は取引相手を殺害するが、朋代はユキを見逃してやる。それから1カ月後、宇東は行方をくらまし、朋代は宇東の行方を追う誠仁会幹部・諏訪の愛人として収まっていた。そんなある日、朋代は誠仁会が経営する賭博場でバカラのディーラーをしているユキと再会する。ユキに近づき、諏訪が腐敗刑事・田所と組み、関西六道会の戸村との裏取引で得ようとしていた大金を横取りする計画を持ちかける朋代。初めは朋代を警戒しているユキであったが、ふたりの間に奇妙な友情が芽生え、計画は実行に移されることになる。ところが、朋代はユキに内密に宇東と繋がっており、ユキもまた田所や宇東と内通していた。誰が信用できるのか、また誰も信用できないのか。欲と色と裏切りが交錯する中、結局、大金をゲットしたのはユキと朋代だった。