兄弟仁義 関東命知らず
劇場公開日:1967年8月12日
解説
「男涙の破門状」のコンビの村尾昭がシナリオを執筆し、山下耕作が監督した“兄弟仁義”シリーズ第五作目。撮影は「あゝ同期の桜」の赤塚滋。
1967年製作/88分/日本
配給:東映
劇場公開日:1967年8月12日
ストーリー
大正初期。浅草生れの竜次は横浜に来て、愚連隊仲間とノミ屋を始めた。たまたま、そこが南部組の縄張りだったため、組長の息子政吉と竜次は決闘を演じたが、お互いに勝負を譲らなかった。南部組のライバルは新興やくざの鳴海組で、竜次はひょんなことから鳴海組に入った。この二つの組は埠頭の荷役の請負をめぐって、ことごとに対立を繰り返していたのだが、竜次と政吉が、再度の格闘をしていた時、“人斬り長次”こと稲上長次郎が仲裁に入った。長次郎は出所したばかりで、兄弟分倉島に預けた自分の女房おみのを探していたのだった。倉島は鳴海組の盃を受けていたが、おみのは彼の手で、遊廓に売られていた。ある日、倉島は長次郎の仕返しを恐れるあまり彼を襲ったが逆に斬られてしまった。そんな時、南部組組長汐太郎を亡き者にしようとする鳴海の命を受けて、竜次は汐太郎を襲ったが、汐太郎の人柄に惚れ込んでしまった。そして、竜次が鳴海に盃を返し、政吉と義兄弟の契りを結んだ時、彼は誠の仁侠道に生きる決心をしたのだった。一方、倉島を斬った汐太郎は鳴海組に追われ、汐太郎にかくまわれることになったため、双方は完全な戦闘状態に入った。今や、汐太郎と親子固めの盃を交すまでになっていた竜次は、そんな中で汐太郎が鳴海の子分に殺されると、ひとりイキリ立った。そして単身、鳴海組に殴り込んでいった。竜次は狂ったように暴れ回ったものの、数挺の拳銃に狙われ、危なかった。その時、長次郎と政吉が駆けつけて来た。乱闘の中で、汐太郎の仇鳴海を倒したのは長次郎だった。すべてが終ったあと、彼は若い竜次や政吉をかばい、ひとり自首するため、去っていった。
スタッフ・キャスト
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坂東竜次北島三郎
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南部政吉待田京介
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山岡常吉村田英雄
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南部汐太郎香川良介
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おみの久保菜穂子
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おすえ二宮ゆき子
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おさよ藤山直子
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神田鶴松遠藤辰雄
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吉原勝三近藤正臣
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西山為夫蓑和田良太
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大塚銀之助結城哲也
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鳴海軍治天津敏
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倉島五十治天野新士
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塩津荘八林彰太郎
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峯修次郎国一太郎
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鬼丸寿三汐路章
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重松儀助香月涼二
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石黒寅吉阿波地大輔
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源田庄平木谷邦臣
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デコ岩志賀勝
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湯浅利一西田良
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井関松五郎相原昇
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桐原金次平沢彰
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三宅哲夫野口泉
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杉山源太郎毛利精二
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富坂宗吾小山田良樹
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三浦徹丘路千
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万蔵徳大寺伸
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雄作江木健二
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久六疋田圀男
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松井兼義中村錦司
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大平誠堀正夫
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北条新太郎川浪公次郎
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親分A浪花五郎
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堀田喜三郎矢奈木邦二郎
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稲上長次郎鶴田浩二