兄弟仁義 続・関東三兄弟
劇場公開日:1967年5月20日
解説
「兄弟仁義 関東三兄弟」のトリオ、村尾昭がシナリオを執筆し、山下耕作が監督、山岸長樹が撮影した“兄弟仁義”シリーズ第四作目。
1967年製作/88分/日本
配給:東映
劇場公開日:1967年5月20日
ストーリー
昭和の初頭。深川の荷役業者・辰馬組は小頭・関根政次の采配ぶりでメキメキ売り出していた。組長の辰馬勇太郎と兄貴株の小守秀松らは、政次の根性を高くかっていた。そうしたある日、辰馬組の三次が、大和田組の子分に殺されるという事件がおきた。大和田組は、関東一円の親分らで結成している関東七人会の一員で、東京港の荷役を一手に引きうけている大組織だ。それだけに辰馬組は後にひけなかった。それを知った政次は、組の危急を一人で背負おうと、義兄弟の末広勝次郎に応援を頼み、二人で大和田組に乗りこんだが、大和田をかばう代貸清吉を倒しただけで、勝次郎は警官に逮捕され政次はやっとのことで逃れることができた。騒ぎの大きくなるのをおそれた、七人会きっての顔役、藤枝英五郎が仲裁役をかって出た。手打ち式の当日、大和田組は清吉の子重男を政次にけしかけた。罠とは知らず、重男を叩きのめした政次は、手打ちの掟を破ったものとして、指を詰めさせられ、草鞋まではかさされることになってしまった。それから二年が過ぎた。辰馬組のまっとうな世渡りに惚れこんだ、藤枝英五郎は辰馬勇太郎と義兄弟の契りを結んだ。勝鬨橋架橋工事も、藤枝組と辰馬組とで引きうけるなど、辰馬組は日の出の勢となり、組も倍にふくれあがっていた。藤枝と辰馬両組の態度に、七人会は、いずれこの二人に牛耳られるとの意見の一致をみて、殺し屋をはなった。そのため藤枝は殺され、辰馬は重傷を負った。こんな騒ぎの最中に、刑期を終えた勝次郎が現われ、旅に出ていた政次が帰って来た。こんどこそと、二人は大和田の警戒網をくぐりぬけて躍りこんでゆくのだった。
スタッフ・キャスト
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関根政次北島三郎
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藤枝英五郎村田英雄
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辰馬勇太郎大木実
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小守秀松里見浩太朗
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大和田剛蔵名和宏
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おひさ桜町弘子
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おいね松尾嘉代
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おなつ橘ますみ
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不動王仁三郎河野秋武
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有村隆男徳大寺伸
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金子清吉植村謙二郎
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金子重男近藤正臣
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有村明子東龍子
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堂本貞吉小田部通麿
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河村たつ高橋とよ
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万代常太郎小田真士
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百瀬勘助堀正夫
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石原梅三郎浪花五郎
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島岡儀市相原昇
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石松大吉横山アウト
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日野三次野口泉
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井口米三小山田良樹
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小田切富夫大木勝
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伊佐義夫佐々五郎
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吉村清及川洋
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河合正夫名護屋一
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青木進藤沢徹夫
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八十島竜平楠本健二
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丸山弥造阿波地大輔
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滝下豊治平沢彰
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赤岩寅七有川正治
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杉山平助木谷邦臣
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寺下源八河村満和
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桜木庄吉近江雄二郎
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飯坂署長蓑和田良太
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山田警部補川浪公次郎
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為吉源八郎
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末広勝次郎鶴田浩二