京極真珠

劇場公開日:

解説

ふたりの不思議な少女たちの彷徨を、幻想的な京都の街を舞台に描いたドラマ。監督は京都自主映画界の雄・佐藤訪米。脚本は佐藤と野口博司の共同。撮影を清水洋策が担当している。主演は新人・豊田奈千甫と、「小林ひとみの快楽熟女 とろける」の葉月螢。16ミリ。

1997年製作/60分/日本
配給:銀幕工場
劇場公開日:1997年10月11日

ストーリー

千年都市・京都、祇園の片隅に立つ廃ビルの殺風景な一室に、珠子と鏡子は住んでいた。言葉を交わすこともなく、鍋で煮込みをつくり続けるふたり。だがある日、珠子が買い物に行っている間に鏡子が姿を消してしまった。鏡子を探して街をさまよう珠子の前に、ひとりの托鉢坊主が現れる。坊主から人魚の肉を食べ、800年生き延びた女の話を聞かされた珠子は、彼に誘われるまま、街の中にポッカリと空いた迷宮のような空間に迷い込んだ。珠子が部屋に戻ってみると、鏡子が帰っていた。出来上がった煮込みを食べて、ふたりはビルの屋上で命を絶つ。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
佐藤訪米
野口博司
プロデューサー
鴨田好史
松井良彦
撮影
清水洋策
美術
牧田美智子
音楽
不破大輔
泉邦宏
カズ中原
大沼志朗
録音
木村益夫
松陰信彦
西田正広
整音
浜口十四郎
照明
北井哲男
編集
藤原公司
衣裳
吉田愛
監督助手
高橋文樹
衣川博信
スクリプター
信美也
スチール
しもだよしこ
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