さすらいは俺の運命(さだめ)

劇場公開日:

解説

瀬木俊郎の原作を「ギター抱えたひとり旅」の山崎巌と「拳銃野郎」の井田探が共同で脚色、井田探が監督した「ギャンブラーシリーズ」第六作目。撮影は「東京五輪音頭」の中尾利太郎。

1965年製作/86分/日本
原題:Rambling is My Destiny
配給:日活
劇場公開日:1965年4月3日

ストーリー

ヤクザ仲間の争いで、恋人利子を失った氷室浩次は、二度とダイスを持たないことを誓って利子の墓を訪ねた。墓には利子の姉咲江とその子供順がお参りしていた。そこへこの町の議員をしている貴島の娘杏子と、賭博屋・政がやってきた。氷室はこの町のボス延岡の賭場で一もうけしようとする政の誘いを断り、杏子の無軌道ぶりをいさめて町へ帰った。町では咲江の経営するレストラン・ハウスが延岡の乾分にいやがらせを受けていた。みかねた氷室は、乾分たちを海岸に連れだし殴り倒した。しかし巧名心にかられた政の口から、氷室が、名だたるダイスの名人であることが知れ渡った。一方貴島は莫大な金をレストラン・ハウスにつぎこみ咲江をしばり、二号にしようとしていたが咲江が自分の自由にならないと知ると、腹いせに腹心の都下延岡を使ってレストラン・ハウスをつぶそうとしていた。さらに延岡は、殺し屋・柏木と三村を使って氷室を狙わせた。そしてある日、氷室は海岸で柏木と三村の拳銃にとりかこまれた。が、そんな氷室を救ったのは政の拳銃であった。一方レストラン・ハウスの経営はしよいよ苦しくなりこ氷室は咲江のためにダイスをにぎる決心をした。柏木とのサシの勝負。レストラン・ハウスの借金を棒引きにするか氷室が町を去るかを賭けようというのだ。氷室にイカサマ・ダイスを見破られた柏木は乾分に氷室を襲わせた。大乱闘の末、氷室は延岡らを海岸に追いつめた。岩穴に逃げこんだ延岡らの上に岩がくずれ海水が流れこんだ。貴島も前非を悔いレストラン・ハウスを咲江にかえした。氷室は今は改心し彼を慕う杏子の想い出を胸に秘め、またさすらいの旅に出ていくのだった。

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