傷だらけの人生

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解説

鶴田浩二のヒット曲「傷だらけの人生」を主題歌に、親分の座をめぐってのヤクザ同志の赤裸々な姿を描く。脚本は「暴力団再武装」の村尾昭。監督は「日本侠客伝 刃」の小沢茂弘。撮影も同作の吉田貞次がそれぞれ担当。

1971年製作/96分/日本
配給:東映

ストーリー

昭和四年、大阪天満にある大聖寺一家では二代目の初七日に一家の三代目を決めるべく親せき関係者らが一同に集結した。二代目とは兄弟分の阿部野扇山一家総長扇山松太郎、同じく兄弟分の生駒堂本一家親分堂本寅吉らにまじって、扇山一家大島組々長大島清治、彼と兄弟分である大聖寺一家三橋組々長三橋鉄男の姿もあった。大聖寺一家三代目は、二代目の遺言によれば代貸の半田謙三だが、分家の三橋がこれに反対した。三橋は、二代目の女房おしまに半田が思いを寄せているのを知っており、一家のためにと考えての反対だった。結論が出ないまま、おしまにいいよる半田を目撃した三橋は、彼を傷つけてしまい、三橋は大聖寺一家および三橋組の今後を、妹あいの亭主である大島清治に託し自首した。一方、半田はその不始末から破門をいい渡されるが、密かに大聖寺一家の縄張りを狙う堂本の世話を受けることになる。大聖寺一家三代目は三橋が襲名することになり、彼が釈放されるまで一家は大島が預かることに決った。彼の働きで一家は何事もなく、近ずく天神祭りの大花会の準備にあわただしい月日を送っていた。しかし、この勧進元を狙う堂本は、大聖寺一家に賭場荒しを送り込んだりしていやがらせを表面化させた。執拗に続く堂本の妨害に怒った大島は殴り込みを決心するが、養父長吉から大島の実父は堂本であることを聞かされると絶句した。やがて、三橋の保釈が伝えられた。焦った堂本は、半田らを使い三橋を襲撃させた。一度は大島の止めで首をうなだれた三橋だが、先代の墓参りをすませた足で堂本組に向った。堂本の銃弾を浴びた三橋は、急を聞いて駈けつけた大島の胸の中で息絶えた。大花会が開かれるその日、逆縁ながら扇山に盃を返した大島は、祭りで賑わう人の波に背を向け、実の父親堂本がいる花会へと向った。

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