学校の怪談3

劇場公開日:

解説

妖怪たちが棲む鏡の世界に引きずり込まれてしまった小学生たちと先生の脱出劇を通し、彼らが友情や愛情に目覚めていく姿を描いたジュブナイル・ホラー・シリーズの第3弾。監督は前作までの平山秀幸に代わり、「ガメラ2 レギオン襲来」の金子修介。脚本は「ゲゲゲの鬼太郎 おばけナイター」(島田満名義)のしまだみちると金子の共同。撮影を「パラサイト・イヴ」の柴崎幸三が担当している。主演は「ひみつの花園」の西田尚美。

1997年製作/96分/日本
配給:東宝

ストーリー

地方にある槙町小学校の5年2組の担任・八橋先生は、運動会の終わった放課後の図工室で1枚の綺麗な鏡を発見する。ところがそれは、20年前に亡くなった体の弱い生徒・タイチが棲むと、生徒たちの間で噂になっている鏡だった。鏡発見のニュースを聞きつけた仲良しグループの良と繭子、茜と真琴の4人は、鏡を一目見ようと夜の学校に忍び込む。しかし、彼らは学校に残っていた八橋先生や、良の母親の再婚相手のふたりの子供・悟と柚香とともに、鏡の世界に引きずり込まれてしまった。左右が逆転した鏡の世界で、良たちは人体模型や人面犬、のっぺらぼうやシャカシャカといった妖怪たちに襲われる。必死の逃走劇を繰り広げていく中で、7人は次第に心を通わせるようになり、団結を強くしていった。そんな折、タイチが7人の前に姿を現す。体が弱く、生前は運動会にも参加できなかった彼は、友達が欲しいという強い想いによって幽霊となり、生徒を鏡の世界に引きずり込んでいたのだ。タイチの気持ちを理解した良たちは、彼を励ますために8人だけの運動会を開いてやるが、その様子を見た妖怪たちが怒り始める。幽霊と人間は仲良くしてはいけないのだ。妖怪たちは地割れを起こして、良たちを地中へ落とし込もうとする。7人は、なんとか現実の世界に通じる鏡のある図工室へたどり着くが、肝心の鏡が割れてしまい、戻るすべを失った。しかしその時、友達を救うために、タイチが自らを犠牲にして現実世界への道を開く。おかげで良たちは、無事に元の世界に戻ることができたのだった。それから数日後、母親の再婚が決まった良は、仲間たちとの別れを惜しみつつ東京へ転校していった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
島田満
金子修介
原作
常光徹
日本民話の会
製作
藤峰貞利
高井英幸
プロデューサー
藤田義則
瀬田一彦
木村典代
プロダクション・スーパーバイザー
加藤克行
嶋ひろし
絵コンテ
橋爪謙始
撮影
柴崎幸三
美術
及川一
装飾
松本良二
音楽
大谷幸
音楽プロデューサー
高桑忠男
主題歌
DUAL DREAM
録音
宮本久幸
音楽録音
大野映彦
音響効果
伊藤進一
照明
上田なりゆき
編集
川島章正
衣裳
宮本真理
助監督
片島章三
スクリプター
荘原はる
スチール
竹内健二
スペシャル・プロップ
江久保暢宏
操演
岸浦秀一
SFXスーパーバイジング・プロデューサー
中子真治
スペシャルイフェクツ・メークアップ
若狭新一
クリーチャーデザイン&クリエイト
高柳祐介
クレヨン&クレイ・アニメーション
長崎希
モデル・アニメーション
小杉和次
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受賞歴

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フォトギャラリー

映画レビュー

2.01.2に続き、

2023年2月18日
iPhoneアプリから投稿

なんか周りから色々言われたのかなぁー、

あんまり面白くなかった、3までひっぱるとハリウッドでも駄作感出ちゃうしね、

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C

5.0しみるなあ

2019年7月8日
Androidアプリから投稿

あの頃の空気が保存されている。

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ザルソバ星人

2.0運動会

2019年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 黒木瞳の再婚話とか、兄弟になる予定の子供たち。人を信ずるとか、未来は自分で変えるといった子供向けの幽霊話。ボクシングをやってるペチャパイの八橋(西田)先生が楽しかったりする・・・全然面白くない話だったのに、再婚のため東京に引っ越すことになった子供の別れのシーンにホロッときてしまう。タイチという幽霊は体が弱く、みんなの運動会をこっそり眺めているといった設定がよかったかも・・・

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kossy

2.03番めが1番つまらない

2019年2月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル、映画館

楽しい

監督を変えて、またまた出ました。
シリーズ第3弾。

今回の監督は、金子修介。
本作の前に平成ガメラを手掛け、大評判を取ったばかり。
SFXにも長け、手腕の見せ所!
…が、残念ながら、シリーズで一番つまらない。

一応本作も、学校にまつわる怪談をベースにジュブナイル・ファンタジー×子供たちの冒険とドラマ。
同じである筈なのに…、何か違う。
やっぱり、監督と脚本家が違うからかなぁ…。
平山秀幸の演出もさることながら、奥寺佐渡子の脚本が良かった。
怪談ファンタジーの中に子供たちの冒険・友情・ちょっぴりの切なさも滲ませ、心地よい余韻に浸らせてくれた。
しかし本作は、それらはあるものの、恋愛要素や親の再婚問題も織り交ぜ、必要あったのかなぁ、と。
純粋に子供たちの冒険と怪談ファンタジーに留め、恋愛要素も淡く滲ませる程度で良かったと思う。
何か見ていて、こっ恥ずかしい。

作風としては、幽霊キャラもいっぱい登場させて、1作目のようなワクワクハラハラ楽しい路線を目指したのだろう。
が、1作目の楽しさには遠く及ばず。
監督変わったのに、やってる事は同じなのは問題。

話のメインは曰く付きの鏡の中の世界。
左右逆の世界観はユニークだが、それをもっと活かして欲しかった。
鏡の持ち主の幽霊少年。彼の目的は…。
ここがドラマのポイントで、子供たちと幽霊少年の交流は描かれてはいるが、どうもドラマ的に弱い。グッと来るものが無かった。

それから違うのは…
これまではお化けや幽霊だったのに、本作は妖怪やゾンビなども登場して、何か根本的に違う気がした。
さらにのっぺらぼう妖怪が鎌などを持って襲い掛かり、こんな殺意持ったキャラは今まで居なかった。
それがまた本作をシリーズの中で異質なものにしている。
健全怪談ファンタジーは何処に??

CGも所々拙い。特にあの紙の化け物。
演出も演技も話もチープ。
明らかにこれまでの良質怪談ファンタジーとは違く、テイストや作風は質落ちで変わったのに、やってる事はマンネリという、このシリーズは好きでも弁護のしようがない。

シリーズで一番つまらないだけではなく、金子監督作としても凡作。
でもこれで終わらず、次作で平山監督と奥寺佐渡子が脚本にカムバックし、また好編になって救われた。

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近大
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