エロチックな関係
劇場公開日:1978年7月8日
解説
ある女の浮気の調査を依頼された探偵が、予想もつかなかった連続殺人事件に巻き込まれていくという、レイモン・マルロー原作の「春の自殺者」の映画化。脚本は「黒い牝豹M」の中島紘一と「襲う!!」の長谷部安春の共同執筆、監督は長谷部安春、撮影は「危険な関係(1978)」の安藤庄平がそれぞれ担当。
1978年製作/93分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1978年7月8日
ストーリー
私立探偵桧垣浩太郎は黒川建設社長黒川英雄から愛人千恵子の浮気調査の依頼を受け、調べると、浮気の相手がスポーツクラブの支配人田崎修と佐山病院院長佐山大助だと分った。しかし、浩太郎は千恵子から、黒川がゆすり屋であることを聞く。千恵子をともなって浩大郎は黒川に会いに行き、そこで彼は黒川を射ってしまうが、これは後に罠と分る。黒川を射ったと思っている浩太郎は、逃亡資金を得るために、千恵子の浮気の相手、佐山と田崎を脅迫した。しかし、肝心なときに、千恵子は佐山も田崎も射ってしまう。そして、千恵子も浩太郎の前から姿を消してしまった。一方、浩太郎の妻、美紀は、新聞記者の藤島にこの事件の調査を依頼していた。それによると、千恵子は、一ツ瀬綾子の経営する古美術商に勤めていた時黒川と知り会った。そこには田崎、佐山をはじめ、大学教授、高級官吏などの古美術愛好グループが出入りしていた。そして、綾子は裏で秘密クラブを経営しており、このグループはそのメンバーであった。ある夜のパーティーで黒川が少女を惨殺してしまい、綾子はその時のビデオテープでメンバーをゆすり始めた。困った黒川は、綾子、メンバーを殺そうと計画する。そしてこの事件はその罪を浩太郎になすりつけるための黒川の罠だった。