うずまき(2000)
劇場公開日:2000年2月11日
解説
小さな町で次々に起こる、うずまきを巡る禍々しい事件を描いた怪奇映画。監督は、本作で本篇デビューを果たした『エコエコアザラク THE SECOND』のHiguchinsky。伊藤潤二による同名コミックを基に、新田隆男が脚色。撮影を小林元が担当している。主演は、映画初出演となる『ラビリンス』の初音映莉子。
2000年製作/91分/日本
配給:東映
劇場公開日:2000年2月11日
ストーリー
女子高生・桐絵の住む黒渦町の高校で、ひとりの男子生徒が螺旋階段から落ちて死亡するという事件が起こった。そして、それを機に町では『うずまき』を巡る数々の奇怪な事件が起こる。桐絵のボーイフレンドである秀一の父親がうずまき状の物の蒐集にハマった揚げ句、自らの体を洗濯機の中に入れて自殺したり、うずまきの恐怖に怯える秀一の母親が体中のうずまき状のもの(指紋や旋毛など)をそぎ落として自殺したり、火葬場の煙が渦を巻いたり、クラスメイトの関野の髪が異常なほどカールしたり、生徒がヒトマイマイと呼ばれるカタツムリになってしまったり……。やがて、うずまきに呪われた町から桐絵と共に逃げ出そうとした秀一までもが、うずまきの呪いによって脚をねじ曲げられてしまう。ひとり恐怖に怯える桐絵。だがその時、彼女は全てが最初の時点に戻ったことを悟る。輪廻時間までもがうずまきに呪われていたのだ……。