ISOLA 多重人格少女
劇場公開日:2000年1月22日
解説
多重人格障害の女子高校生を巡って起こる不可思議な事件の真相に迫るサスペンス・ホラー。監督は「セカンドチャンス」の水谷俊之。第3回日本ホラー大賞長編佳作に選ばれた貴志祐介による『十三番目の人格 ISOLA』を基に、水谷監督と「金融腐蝕列島[呪縛]」の木下麦太が共同脚色。撮影を「アンラッキー・モンキー」の栗山修司が担当している。出演は、「失楽園」の木村佳乃と故黒澤明監督の孫娘で、第2回ミス東京ウォーカーのグランプリ受賞を経て映画初出演となった黒澤優。
2000年製作/94分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2000年1月22日
ストーリー
他人の感情が読めるエンバスという特殊な能力を持っているが故に、家族からも見放され孤独な日々を送っていた由香里(木村佳乃)。自分探しの為に阪神・淡路大震災で被災した人たちの心のケアのボランティア活動に参加した彼女は、そこで多重人格障害を持つ高校生・千尋(黒澤優)と出会う。千尋には交通事故で両親を失った体験や養父である叔父から受けた性的虐待などが原因で13人の人格が宿っており、その中のひとり・ISOLAが他の12人の人格を支配しようとしていた。そんな彼女を巡って、奇妙な死亡事故が多発する。人々は彼女の生き霊の仕業だと噂したが、由香里はISOLAとの関連性を疑った。そんな矢先、彼女は西宮大学で幻覚剤を用いて幽体離脱の実験を行っていた高野弥生という研究者の存在を知る。早速、大学を訪ね弥生(渡辺真起)の講師で恋人でもあった真部に接触した由香里は、弥生が実験中に地震に見舞われ死亡していたことを聞かされる。どうやら、弥生の魂は帰るべき体を失ったが為に千尋に宿り、ISOLAとなって彼女の体を操っていたのだ。そんな弥生の魂に、自分の体を提供することを誓う真部。だが、彼の体に弥生の魂が宿った直後、彼は研究室の窓から身を投げ弥生共々命を絶ってしまうのだった。それから一年後、由香里は千尋を病院に訪ねた。そこには、人格統合への良い兆しを見せ始めた千尋の姿があった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- 水谷俊之
- 脚色
- 水谷俊之
- 木下麦太
- 脚本補
- 桑原あつし
- 畑島ひろし
- 原作
- 貴志祐介
- エグゼクティブプロデューサー
- 原正人
- プロデューサー
- 山田俊輔
- 井上文雄
- 撮影
- 栗山修司
- 美術
- 稲垣尚夫
- 福澤勝広
- 音楽
- デビッド・マシューズ
- 見良津建雄
- 音楽プロデューサー
- 浅沼一郎
- 安井輝
- 主題歌
- 氷室京介
- 録音
- 山田均
- 音響効果
- 佐々木英世
- 照明
- 豊見山明長
- 編集
- 高橋信之
- 装飾
- 湯澤幸夫
- 衣裳
- 深野明美
- スタイリスト
- 西ゆり子
- 製作担当
- 木次谷良助
- 助監督
- 城本俊治
- スクリプター
- 坂本希代子
- スチール
- 原田大三郎
- ビジュアル・エフェクト
- 松本肇
- 杉木信章
- 特殊造形
- 松井祐一
- 福田雅朗
- 三好史洋
- 大塚章生
- 香々美友貴
- 小此木謙一郎