ONCE ダブリンの街角で

ALLTIME BEST

劇場公開日:2025年7月11日

解説・あらすじ

「はじまりのうた」「シング・ストリート 未来へのうた」で知られるジョン・カーニー監督の出世作で、ミュージシャン出身のカーニーが音楽を題材に描いた長編映画。アイルランド・ダブリンの街角を舞台に、ストリートミュージシャンの男と移民の女が出会い、音楽を通じて心を通わせていく姿を描く。

ダブリンのストリートで自作の歌を奏でる男の前に、ひとりの女が現れる。彼女のピアノにほれ込んだ男は、彼女のために曲を書き、2人のセッションは美しいハーモニーを奏でる。深く重なり合っていくメロディが、やがて孤独だった2人の心を強く結びつけていく。

主演はアイルランドのロックバンド「ザ・フレイムス」のグレン・ハンサードと、彼のアルバムで共作しているチェコ出身のミュージシャン、マルケタ・イルグロバ。2007年のサンダンス映画祭で観客賞を受賞して注目を集め、当初は全米2館のみの公開だったが、口コミにより140館まで上映館が拡大した。ハンサードとイルグロバの共作による主題歌「フォーリング・スローリー」は、第80回アカデミー賞で主題歌賞を受賞。その後、本作はブロードウェイでミュージカル化されるなど、大きな成功を収めた。

2006年製作/87分/G/アイルランド
原題または英題:Once
配給:ポニーキャニオン
劇場公開日:2025年7月11日

その他の公開日:2007年11月3日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.5掃除機(しょうじき)散歩ww

2025年7月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ジョン・カーニー作品だからといって全部が全部自分に刺さるわけではないのか……
ストーリーがな〜ラ・ラ・ランドみたいな“I'm happy for you.”展開かと思っていたけどなんか違うし。

でも!音楽はいい✨間違いない✨✨それだけで加点+0.5!

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らまんば

3.5掃除機で散歩

2025年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

「シング・ストリート 未来へのうた」の監督だったのですね
アイルランドが舞台で音楽なのも同じ
なぜか二人とも最後まで名前を呼ばずに進む
そもそも設定がguyとgirlなんですね
音楽は良かったし、ともに過去と現在を引きずりつつ
未来へと進んでくストーリー
ただ個人的にはももっと深い関係に期待してしまった
ちょっとリアルだったなー
「はじまりのうた」はまだ観てないのでこれから・・・

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かちかち

4.5君が選んだ道にたどりつけるはずだから

2025年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

斬新

癒される

ミュージックビデオのような、ドキュメンタリーのような不思議なタッチ。
手ぶれも映り込みもなにも気にせず切り取ったダブリンの日常。
名も無き男と女が路上で出会い、音楽を通じて心通わせ、距離を縮める。

それぞれに忘れられない女と男への思いを抱えながら、綴り、奏で、歌う。
無口な2人。彼と彼女の思いは、セリフではなく、歌詞で表現される。

半分ほど観て、ようやく気づいた。これはミュージカル映画なんだ。
エモーショナルな演奏も、ダンスもない。なのに、観る者の心にじわじわと染み入るように入ってくる男と女の感情。
既成概念を覆す、新しいミュージカル映画。

girl(女)を演じるマルケタ・イルグロバがとても魅力的。
ちょっと不思議な雰囲気と人懐こさ。初対面で聞きにくいことをぐいぐい聞いてきてもちっとも不快感がない。芯の強い母親だけど、ピアノやバイクを前に、無邪気な少女のような一面を魅せる。

彼女が寝間着のまま歩きながら夜道で歌うシーンが好きだ。仄暗い住宅街。路上駐車の車の列。滲むオレンジ色の街灯。手に持つCDプレーヤーと歌詞を書いた紙。モフモフのスリッパ。何故だかとても愛おしくなる。

たった一度のレコーディング。
縮まった心の距離は、それ以上縮まることなく、2人は別れる。
それぞれが、それぞれの新しい生活を始める。
何か大きな出来事が起きそうな予感はしない。しかし、笑顔でロンドンに向かう男と、その男に贈られたピアノを弾く女が笑顔で見つめる窓の外の景色は、音楽と共にある2人の日常が、これからもずっと続くことを感じさせるような希望に満ちた色をしていた。

「希望に満ちた声を上げよう 君が選んだ道に たどりつけるはずだから」

心に残る、素晴らしい映画でした。

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TS

3.5音楽長っ

2025年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「シング・ストリート 未来へのうた」が大好きなので、絶対観なければいけないと思い、劇場に赴いた。シング・ストリートはPV制作がらみの映画だから、一曲一曲が長いのはわかる。今作はやや曲が長すぎ、もう少しスッキリできたのではないかと思う。
ただ、出演者が全員善人なのがよかった。
エンドロールの"Boy" "Girl"もびっくりした。

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hanataro2

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