アンフェア the movieのレビュー・感想・評価
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こんな事でしか意表がつけない
中盤までくると、消去法で犯人は絞られてくるが、
「この人が犯人ではあんまりだろう」
というオチになるので、ある意味 確かに「どんでん返し」的。
しかし こんな事でしか、観客の意表をつく事ができないとは情けない。
「意外性」を追求するあまりとはいえ、『何でもあり』では ひど過ぎる。
そもそも国家権力なら ”手元にある”パソコンの暗号ぐらい解けるだろう。
裏で工作して『罠』をしかけるよりよっぽど ☆簡単☆。
一ジャーナリストが、凄腕のハッカーばりの事が実現できるのだから。
/自分でやったか 雇ったかはわからないが、USBに仕込んだものといったら … ソフト、ハード、炸薬、通信機(当時 機密の入ったパソコンはスタンドアロン)
更に、受信設定、位置情報取得、スマホへの情報転送、表示。/
これらが実現できる一方で、犯人側が画策するのは「連続殺人」「スパイ」「・・」
手は込んでいるが … 「ソコ」じゃないだろ!
観客の裏をかくのなら、もっと犯人にも頭を使わせてほしい。
確かにこの映画はアンフェアだ
64点
雪平夏見、ステレオタイプな事件
検挙率ナンバーワンでシングルマザー。
警視庁の敏腕女刑事の活躍を描いた、篠原涼子主演の人気フジTVドラマの劇場版第1弾。
TVドラマは未見。10年以上前に、レンタルか地上波放送で一度だけ見た記憶あり。
改めて見ても、とにかく篠原涼子を見る為の作品である。
そのカッコ良さ、美しさ!
一貫してクールで少々クサく芝居掛かってる感じもあるが、男勝りな役柄が合う。
テロリストに占拠された警察病院の感染病棟に閉じ込められた愛娘を助ける為にボロボロになりながらも。ヒロイックな姿と母の愛。
絶体絶命の状況に追い込まれても、決して諦めない。
白シャツが濡れ、黒ブラジャーが透けて見えるセクシーショットも。
篠原涼子の魅力をたっぷりと。
公開時TVドラマのファンだけじゃなく、篠原涼子のファンだから見たかったという声も非常に多かった事を記憶している。
今も圧倒的な人気で第一線で活躍し続け…いや、さらに留まる事を知らず、本当に人気のある女優になったなぁ、と。
さて、話の方は…
先にも述べた通り、テロリストがある警察病院を占拠。警察に対し、隠し金80億円を要求。支払わなければ、この病院に管理されていた高い致死率のあるウィルスを東京にバラまくという。
…あれ? 『ザ・ロック』のパクり…?
巻き込まれた主人公。
最愛の人物が危機に。
協力者、内通者、裏切り者…。
事件の裏には、真の首謀者が…。
先日見た『AI崩壊』と設定はほとんど同じ。日本映画は10年以上前から進歩してない…?
警察上層部の腐敗。
それに恨みを持つ“元”の復讐。
フジTV作品なので『踊る』やその他と被る要素もちらほら。それにしても警察上層部がテロ首謀者よりヒール。これはリアル? 過剰?
何処かの化学研究施設ならまだしも、警察病院にこんな恐ろしいウィルスが管理されてるものか…?
真の首謀者も何となく分かる。
TVから映画になってスケールの大きいアクション目白押しかと思いきや、今一つ不発のアクション続き、サスペンスもあまり盛り上がらない。
涙を誘うようなシーンの演出も過剰過ぎ。
ステレオタイプやツッコミ所は多々。
つまらなくはないけど、やはりファンムービー。
昔見た時も思ったけど、篠原涼子さえ見れれば。
一番の“アンフェア”は、公開時完結編と謳われながら、ラストシーンは何やら謎を残し、その後映画が2作も続いた事!
さらなる謎が浮かび上がる。
"アンフェア(劇場版)" シリーズ第1作。
"土曜プレミアム" で鑑賞。
原作は未読、TVシリーズは視聴済みです。
連ドラを放送していたのが中学2年生の頃でした。毎週楽しみにしていて欠かさず観ていました。タイトルの通り、意外過ぎる真相が提示される度に度肝を抜かれていました。
TVスペシャル「コード・ブレーキング~暗号解読~」で新たな謎が提示され、警察組織の不正が絡んだ大きな陰謀が明かされると共に、直接本作へと接続されました。
警察病院占拠と云う大規模なテロ事件だけに、劇場版ならではのド派手なアクション・シーンがあるんだろうなと勝手に期待していたので、かなり不満が残りました。
完結編と宣伝で匂わせながら、完結しないどころか新たな謎を投げ掛けて終わったことに唖然とさせられました。これぞまさしく「アンフェア」らしさなのかもしれない。
[以降の鑑賞記録]
2009/04/18:土曜プレミアム
2011/09/17:土曜プレミアム
2013/10/19:土曜プレミアム
2017/09/25:秋の番組改編期の放送
※修正(2023/08/25)
黒色潰疽菌に対抗して、復讐の連鎖球菌だ!
TV版を知らない者が観ても大丈夫か?などと思いつつも、騙されたら「アンフェアだ!」と訴える覚悟での鑑賞でした。序盤でいきなり雪平の娘美央とベビーシッターが乗った車が爆破されてしまい、その時点で涙腺が緩んでしまいました・・・こんなに悲しい映画なのか思っていたら、途端に緊張感がなくなる展開。いきなりSAT突入はないだろうとか、完全要塞になっている大病院に侵入できるはずないだろうとか、病理研究の施設はあっても生物化学兵器研究が警察病院で行われるわけないだろうとか・・・
裏切りとかどんでん返しが多いとは聞いてましたが、初っ端から偽SATの登場です。椎名桔平がテロ組織の首謀者だとは予告編でも明らかでしたし、テロリストたちとSATの複雑さはいいとしても、これらの人間関係を把握するのに先ず一苦労。江口洋介だって濱田マリだって、誰なのかよくわからなかった。そりゃTVシリーズを見ていた人ならば「これが新しく登場した人物だ」とわかるんでしょうけどね・・・予想できないところがアンフェアでした。
この映画では、警察内部の不正を暴いた極秘文書を告発しようとした刑事が逆に逮捕され、警察上層部に復讐しようという内容。アンフェアな上層部と正義を追求しようとする側が対立する構図でもあり、裏切りとか内通者は誰だというテーマはとても描きやすいのでしょう。だからストーリーはしっかりしてるのに、観客も同時に推理したりするので、個々の登場人物のリアクションが気になってしまう。それを子供の鑑賞にも堪えうるようにしたためか、緊迫感のない演技が目立つのです。
不正を裁くために暴力を肯定するテロリストになってしまうという発想もいかがなものでしょうか。しかも場所が病院です。追い出された患者の中には悪化して死んでしまう人も出てくることでしょう。命の重さと80億円。椎名桔平に賛同した仲間にしても金目当てで内通した者も、これではどこに賛同したのかさっぱりわかりませんでした。などと酷評しようとしていても、ラストはなかなかのもの。悪い奴は生き延びるんですよね・・・
ドラマの方がよかったかな?
設定が面白いんだと思いました
ふぅ~やっと終わったか。という感じ
雪平かっこいいなおい…
大人気シリーズだけあって。
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