レインマンのレビュー・感想・評価
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名シーンしかない貫禄の傑作
とは言い過ぎでしょうか。名作フィルターがかかった目で見直してしまったため、そんな評価をしてしまう。
自閉症、ということですが、そんな彼を受け入れられるかどうか、そんなテーマの映画ですが――というそれ以前に、この映画を観るに当たって、トム・クルーズの演ずる強引なハッタリセールスマン振りを受け入れ、観ていられるかどうかにかかってくるかな。 如何に名作とは云え、観る人にとって趣向が合わなければ何も成らない。まず、彼の悪ガキっぷりに嫌だと感じてしまったら、名作も台無しでしょう。映画の前半、そのリトマス試験をパスしたら大丈夫。
ダスティン・ホフマンの名演技も見所ですが、強気・強引な弟チャーリィの気持ちがほぐれ、心が通じ合っていくその過程を楽しむことが出来るなら、これは素晴らしい傑作だと思います。
いやまあ、やっぱり格好いいですね、トム・クルーズ。今も、昔も。
Heartwarming Road Movie
Tom Cruise plays Charlie, a luxury car salesman who discovers he has a brother with FG syndrome. He busts him out of psychiatric care to use his mathematical skills to win big in Vegas. Despite the hardship, the familial bonding and the brother’s relationship with Charlie’s girlfriend makes the film a pleasant watch with laughs. The film and music is cheesy 80’s synth and sunlight at its finest.
ずっと心に残っている映画
1989年に映画館で観て以来。
ずっと心に残っている作品。
(ハンス・ジマーは、アメリカ映画、そしてハリウッドのデビュー作なんだと知った。インタビューで「この映画で食っていけるようになった」と言っていた)。
ダスティン・ホフマンの演技はもちろん、トム・クルーズも目が離せない。
そう、今日、観て、お父さんの気持ちにも想いを馳せてしまった。登場人物みんなの「気持ち、思い」を感じる。
「この映画を制作して嬉しかったのは、自閉症をもつ沢山の母親や父親から「映画を観てから兄弟が仲良くなった。ありがとう」と言われたことだ」って、プロデューサーが言っていた。
ずっと色褪せない。
宝物のひとつ。
観て良かったな〜。
観よう観ようと思って後回しにすること、サブスクになってから増えたよな〜。「いつでも観れる」ということが「いつでも観ない」を引き起こしてるわ〜。最近はその撃退法として、「悩む前に再生ボタン押す」というのをやってる。意外と、再生ボタン押しちゃえば見ちゃうのだ。クリック一つなのに、見るまでが大変ってなんだ?
というわけでレインマンも名作と知りながら見れずにいた作品の一つ。
観て良かったとしか言いようがない。観た方が良かった。
でもおそらく早い遅いはなく、いつ観ても何かしら心動かされる作品であろう。
ダスティン・ホフマン出演作品は見てる方だと思ってたけど、結構コメディーものが多くて、「ダスティンホフマン=おもしろい・コメディーうま!」という印象だった。だけど今作を観て、また別の角度で「上手いなあ...」と感嘆した。
自閉症の役を見事に演じきってるわけだけど、特に印象的だったのは
弟チャーリー(トムクルーズ)にリュックを介して引っ張られながらリズムを崩しながら歩く姿、そして後半では弟の後ろにぴったりとくっついて早歩きする姿。私は彼のその歩き方が印象的で仕方なかった。
なんと言うんだろう、無理やり歩くんだけど、そういう障害のある人特有の「不安がありつつ着いて行く」という歩き方。多少引っ張られながら。多少強引に。あの感じが、すっごく表現されてて、この感情をどう言葉にしていいかわからないけど、可哀想であり、愛おしさもあり、胸が苦しくなる。
本当に終始ふしぎと、レイモンドに愛情を感じる自分がいた。そういう人物をつくる脚本と、彼の役作りの力なんだろうなと感じた。
それに対してトムクルーズ演じる弟チャーリーの前半の憎たらしさよ、笑
映画の半分くらいまで、チャーリーはすぐ怒鳴る、強引な人物、シンプルに"嫌なやつ"として描かれていた。し、実際自分も見てて「やめたれよ」とかレイモンドに対する言動にイライラしたりした。
でも、最初はレイモンドの要求に無理やり仕方なく応えていたチャーリーが、ちょっとずつ彼を思ってやるようになってるところ。そんな二人を見てて、すごく癒されるなにかがあった。そうはいってもチャーリーも彼に対して細やかに丁寧にできるわけじゃなく、ガサツな対応をしてしまうけどそれでも、彼に対する心持ちがどんどん変わっていく姿が、よかった。
レイモンドは、本当にレイモンドにしか見えないんだけど、
「中身はあのダスティンホフマンなんだよな?」と思うと不思議でならなかった。
観て良かったなあ。
90年前後、2000年あたりの映画が今はすごく癒されるのかもしれない。
10数年ぶりに鑑賞。以前はかなり感動した気がしたけど、久しぶりに観...
10数年ぶりに鑑賞。以前はかなり感動した気がしたけど、久しぶりに観た感想は、人ってこんなにすぐ変わるかな、と率直に思った。
主演2名の演技が見もの、ロードムービーとして観れば十分楽しめた。
兄弟の心の変遷の描き方が秀逸
最初は自閉症の兄レイモンドを疎ましく思い、彼の行動にイライラしていた弟のチャールズ。しかし兄の天才的な記憶力に助けられたり、幼い頃の思い出を知ったりするのに連れて、徐々にチャールズに対する見方が変わっていく。最終的には、会話は成り立ちづらくとも心でつながっている兄弟愛が芽生える。そのような心の変遷の描き方が丁寧で秀逸な映画。
終盤で火災報知器をレイモンドが鳴らしてパニックになるシーンでは、もはやチャールズは兄のことを純粋に心配するだけだった。以前のように彼に対してイライラすることは無かった。それが行動によって示されているのが良い。
作中では自閉症の兄と行動を共にする大変さが十分に描かれている。だからこそ、最終的にはチャールズが兄と一緒に暮らしたいと願うようになる思いの強さが伝わってくるし、ヒューマンドラマとしての魅力が際立ってくる。
主演のトム・クルーズとダスティン・ホフマンの熱演も魅力的だった。2人の演技力が、この作品にリアリティをもたらしていた。
説明不要
今さら評価不要です。映画史上の名作の一つ。
ホフマン先輩の神業演技とクルーズ選手の大熱演、感動とエンタメの融合、ドラマとコメディのバランス、完璧です。
公開以来の再見ですが、話の締め方が絶妙に感動的です。
幼い記憶の中の友だち、レインマン‼️
自閉症の兄と、借金がある高級車ディーラーの弟を描いた映画としては、映画史上最高の作品(笑)‼️亡くなった父の遺産が、存在を知らされていなかった自閉症の兄ホフマンに全額渡ることを知ったトムクル。養育費目当てで車で旅をする間、弟の兄への愛情が深まっていく・・・‼️トムクルの恋人がホフマンと踊ってあげてキスをする素敵なシーン‼️ホフマンの数字記憶能力でカジノで大儲けする楽しいエピソード‼️病院に戻る兄を弟が見送るラストもホントに泣ける‼️ホフマンの完璧すぎる自閉症ぶりが凄まじいのですが、あまりにも完璧すぎて私的にはチョット・・・‼️それより兄への愛情を次第に募らせていくトムクルの演技の方が、私的には好感が持てます‼️
2人とも演技がうまくて、感情移入しちゃう。
あんなに人に触られるのが嫌だったレイモンドが、カジノでチャーリーと踊り、最後の方に面接で2人きりになったシーンで自らチャーリーに頭を寄せるシーンにはジーンと来た。
父の兄を隠したかった優しさもわかるんだけど、やっぱり弟としては最初から言って欲しかったと思う。なんで言ってくれなかったの?って言う意味では無くて。
兄との失われた長い時間、生きていた頃に父と不仲だった時間はもうやり直しがきかないから。
でも、チャーリーが父親の愛に気が付いて、人として大事なものを得ていく所にまた胸が熱くなった。
演技力の他にも見所が多い、ヒューマンドラマの傑作
亡くなった父の財産をめぐり自閉症の兄と行動する事となったチャーリー。
様々なトラブルに見舞われながらも、共に過ごすうちに少しずつ今まで感じた事がなかった感情に気付き始める。
トム・クルーズとダスティン・ホフマンの超演技が冴え渡る、ヒューマンドラマの最高峰。
この映画は特にダスティン・ホフマンの演技力に目を奪われがちですが、旅の道中の昼夜様々なシーンがすごく美しい。
壮大な景色、カラフルな街並み、そして不意に訪れる二人の心が通じ合う一瞬。
時が止まったかのようにも感じられる美しい映像の魅せ方に、最後は胸を打たれました。
味はある
若い頃家出して音信不通になっていたトムクルーズの父が死んだ。
遺産は存在すら知らなかった兄に譲られ、この兄が重度の自閉症患者であることを知り、トムは遺産目当てでこの男に近づく。
病が重くまっとうな会話はできないが、この兄は天才的な記憶力と計算能力を持っていた。
これを利用してカジノで大儲けしたりする中、少しずつ絆なようなものが生まれる。
最後に目的は金でなく純粋に兄弟一緒にいたいと思うトムであったが、その願いは叶わず別れが来る。
また会える日が来ることを望み、兄を見送った。。
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まずダスティン・ホフマンの演技は素晴らしかったと思います。
レナードの朝のデニーロを思い出しました。
トムも名演し、味のある映画でしたが、こういった成り行き任せで目的が明確でない映画が苦手なので、少し辛口の採点となりました。
レイモンドとチャーリーと関係の変化が良い。
ほとんど前知識なく鑑賞。
離れ離れに暮らしていたレイモンドとチャーリーが次第に兄弟になっていく6日間の旅をメインに描いた作品。
兄・レイモンドの抱える自閉症への理解皆無のチャーリーに前半はずっーとハラハラして観ていた。
チャーリー、序盤は自分の金銭問題で追い詰められているのもあるけど横暴で、向こうみずで他人をコマのように利用する人物で、心底感じが悪い…。
レイモンドへの接し方は完全に虐待も入っているし、物に当たったり、大きな音を出して相手を威圧したり人として見ていて不快だった。
(彼の相手を威圧するために大きな音を立てて手を叩くクセ、リアルでまた不快なのよな…。)
そして、今でこそ自閉症者の傾向とかはある程度世間的にも認識されてはいるけど、この映画が公開された1988年当時は世間的な理解や認知もまだまだだったんだろうなと感じながら観た。
(実際、作中でチャーリーたちが立ち寄った病院の看護師は自閉症を知らなかった)。
でもそんな2人も同じ時間を過ごして旅をすることで(チャーリーにとっては最初は不本意だったけど)、次第に心を通わせて「兄弟」になっていく。
家族を家族たらしめてるのは、やっぱり共有された記憶、思い出と相手への親愛の気持ちなんだなとこの映画を観ていて思った。
兄弟でいる時間を奪われたレイモンドとチャーリーがそれを取り戻すストーリーだったのだと観終わってみるとわかる。
特に旅を続けていたある夜のホテルで、子どもの頃のレイモンドが幼いチャーリーを危険に晒したために、彼から離れたという事実がわかるシーンでは胸が詰まった。
レイモンドはちゃんと「弟を愛する兄」だったのだ。
その後ラスベガスの絶景を望みながら2人がダンスするシーンもとても美しかった。
自閉症の方と接することはおそらく配慮すべき点はあれど、人となりを知りながら相互理解を深めるという点では、大多数の人とのコミュニケーションと変わらないのかもしれないな、と本当を観ていて思った。
また本作のレイモンドは演じていたダスティン・ホフマン氏の演技もあって、次第にチャーミングに感じられて私も好きになっていった。
チャーリーのように、共に時間を過ごすこと、そしてじの特性と、それを抱える人の性格を
「レインマン(チャーリーのイマジナリーフレンド)」が本当は「メインマン(親友)」であった、というタイトル回収も良かったな。
僕の親友(=レインマン)は、チャーリー
父親が急死して、兄がいることを初めて知るチャーリー。
兄は自閉症で長いこと入院していて、
チャーリーは兄の存在を殆ど殆ど記憶していなかった。
厳格な父親と疎遠になり、16歳で家を出たチャーリー。
週末旅行に出ていたチャーリーに父親サンフォードの訃報が届く。
遺産を当てにして葬式に出て、遺言書の内容を弁護士から聞く。
遺産の300万ドル以上は、サヴァンナ症候群の兄・レイモンドに
信託財産として残され、
チャーリーの取り分はクラシックカーと庭のバラ園だけだった。
★先ず、兄が居たこと。
覚えてもいなかったし、父との会話にも出なかった幽霊のような兄。
彼は自閉症の一種で普通の人のようにコミュニケーションが取れない。
★父親の裏切り。
父親はチャーリーに財産を残さなかった。
残せば碌なことにならないことを知っていた?
チャーリーなら財産を分けなくても、自分の力で生きていくだろう?
どちらも正しい。
★レイモンドは一生涯、施設や病院の中にいて、介護人などの世話が
必須。他人の庇護と助けを借りずには生きていけない。
遺産配分に我慢ならないチャーリーは施設からレイモンドを強引に
連れ出してロサンゼルスに戻ろうとする。
しかし飛行機には決して乗らない。
高速道路は拒否する。
規則的生活を変えない。
四苦八苦するチャーリーだが、次第にレイモンドの過去に触れていく。
バスタブに湯を張ったとき。
レイモンドは発作を起こし手が付けられなくなる。
チャーリーが赤ん坊の頃、風呂場で火傷を負わせた過去。
その恐ろしい記憶。
それが原因でレイモンドは病院施設に入ったのだった。
そして「レインマンの歌」
チャーリーにも確かに記憶にあった。
兄が歌ってくれたのだ。
僕の親友はレインマン。
レインマンはレイモンドを縮めた言葉でもある。
レインマンは親友のこと。
チャーリーはレインマン。
チャーリーは親友なのだ。
次第に心が通うようになるレイモンドとチャーリー。
チャーリーはレイモンドが愛おしくなって行く。
ロードムービーです。
高速を降りて砂埃の舞う一般道。
飛行機で3時間の距離を一週間かけてロサンゼルスに辿り着く。
チャーリーはレイモンドの特殊な才能に気付いて、
途中ラスベガスに寄り、カードゲームで大儲けをします。
レイモンドは4桁の数字を記憶する能力を利用したのです。
一人で突っ張って会社を切り盛りする若き経営者のチャーリー。
病院で規則正しくTV番組を楽しみ、食事を楽しみ数字を記憶する。
データー記憶装置のようなレイモンド。
兄と弟の絆を取り戻す映画であると共に、
チャーリーが人との愛を信じるに足ると思うに至る映画でした。
チャーリーの成長を描いた映画。
兄弟の絆・・・
血の繋がりとは、常識を超えた不思議な力ですね。
トムクルーズはとんでもなく自分勝手な役ですが、ダンスのシーンは素敵...
トムクルーズはとんでもなく自分勝手な役ですが、ダンスのシーンは素敵ですね。
エレベーターの中のシーンも良いです。
洋画のダンスシーンは印象的で羨ましい文化です。
日本人には真似できないね。
2人の名演技が素晴らしい
ダスティンホフマンもすごいがトムクルーズもとても素晴らしい。
人と人が繋がることの素晴らしさをあの2人のダンスに凝縮している。またエレベーターの中のスザンヌとのダンスも素敵の一言。
最後の面談で弟が兄をもう質問をさせないというくだりはそれまでの流れで一番泣けた。
2回目の視聴だったけど、映画館でこうやって何度も観れるのは幸せなんだなあとつくづく思った。
愛は、そう、簡単ではないよな〜
トム・クルーズが演じるチャーリーは
チョイと強引な商売をする外車ディーラー。
出だしから、トムと部下とのやり取りや電話での客への言い訳で
チャーリーが金で追い詰められている事情が解って来る。
面倒な客への対応を部下に押し付け自分は彼女と旅行に〜
と、言っても、お金の事が気になって
彼女との会話もほぼ上の空〜
この冒頭の一連のシーンで、チャーリーが、
強引で少々身勝手な性格である事が伝わって来る。
そんなところへ10代で喧嘩して家出したまま
連絡もまともに取っていなかった父が亡くなったと、
父の弁護士から連絡が。
父の葬儀にも投げやりな態度のまま、
遺産が気になるチャーリーが勇んで弁護士を訪ねるが、
父が自分に残したのは、親子喧嘩の種になったクラシックカーと、
父の趣味だった枯れかけた薔薇の木だけだった。
ダスティン・ホフマン演じる兄が登場するまでは、
兎に角、強引で身勝手なチャーリーが強調される。
こんなチャーリーと、
ある事情で他人とのコミュニケーションが上手く出来ない兄。
凸凹な2人の珍道中!これどうなってしまうの??
と、物語に引き込まれて行く。
午前十時の映画祭ならではの作品。ぜひ劇場で!
で、月に8回程、映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
2022年「トップガン マーベリック」が
大ヒット中のトム・クルーズが若き頃にそろそろ演技派と呼ばれたい!
みたいな気持ちで挑んだ今作。
当時、本当に良くもこんな地味な企画の映画が通ったもんだけど
そこは映画会社もトム・クルーズが出るなら
なんとかなるだろうな〜って言う感じでしょうかね?
だから冒頭は当時最先端だったランボルギーニに乗って
爆音を響かせるトムをカッコよく撮ってます。
途中にも煌びやかなラスベガスでの見せ場もあったりする。
中盤以降、父の遺産の鍵を握る兄ダスティン・ホフマンを手懐けるために
前半あれだけ強引な態度だったチャーリーが、
渋々兄のペースに合わせて行く過程は、アカデミー賞もの!
とまでは行かないけど(笑)トムも頑張ってたな〜。
しかし、この映画でアカデミー賞を手にしたのは、
泣く子も黙るダスティン・ホフマンでした。そこはしょうがない。
まばたきひとつしない、常に異次元を見つめている様な表情。
本当にそう言う人?と思わせる歩き方、後ろ姿。
この手の難病映画が流行ったキッカケだったと思います。
最後は、ハリウッド的な強引なハッピーエンドにせず、
比較的現実的な決着にした事で、逆に2人の間に通った交流は
ほそぼそとでも続いて行くのかな〜
そんな余韻が残る良作でした。
素晴らしいです
ダスティン・ホフマンの演技は天才肌の成せる技です。
ほとんどトム・クルーズと二人で出ずっぱりで、ロードムービー。30年ちょっと前の映画だけど今とはずいぶん違います。トム・クルーズの喫煙シーンは彼らしくないが、時代ですね。
変わってゆくのはいつだって自分
午前十時の映画祭にて鑑賞。
損得勘定で生きる弟と自閉症の兄の2人旅。旅にはケンカはつきものとはよくいったもので、全く違う価値観を持つ者同士衝突しながらも少しずつ理解を深めていく。
2人とも目に見えなくとも互いに変化したはず。
I saw her standing there
なんで、この曲だったんだろうか?
って言う謎は、やっぱりあるんですけどw
午前十時の映画祭で。
劇場2回目、ビデオを含めれば、数回目の鑑賞。
「レインマン。その本当の意味を知る時、あなたは涙する」とかとかとか。今の日本なら、そんなコピーが付きそうな。
心を通わすだけのロードムービーですよ。特に劇的なドラマがあるじゃ無し。16歳で家を飛び出してガツガツ生きる男が、家族の秘密を知る事で、愛に目覚めるって言う、当時のアメリカ大手の映画たぁ思えないシナリオ。なんですが、ケビン・コスナーの「ファンダンゴ」が1986年。派手なシナリオに背を向けたアンチ・ハリウッドも、一つのトレンドだったんですね。
ダスティン・ホフマンとトム・クルーズの主演。サヴァン症候群の兄は、乳児であった弟チャーリーを傷つけてはならないと施設へ入れられ。その罪悪感は父親から消えなかった。守りたかった肝心の弟は、大切な何かが欠けたように尖っており、「愛情を知らずに育った」と思い込んでいる。
ロードムービーはHuman Dramaであることがほとんど。良い映画が多いってのはあります。登場人物の心の成長や変化だったり、 旅路のどこかで明らかにされる秘密だったり、旅を彩る人たちの優しやぬくもりだったり。そういう点では、パターンかされてる内容だったりする訳ですが。
無垢で有り続け他人を恨むことを知らない兄。一夜にして悟り反省し、超ド級のクソったれから成長した弟。と言う、この取り合わせがw
良かった。とっても。
と言うか、やっぱり良かったかw
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