名探偵ホームズ2 海底の財宝の巻

劇場公開日:

解説

「名探偵ホームズ」は、宮崎駿が監督、演出などを務め、1984年からテレビ朝日系で放送されたテレビアニメシリーズ。本作と「青い紅玉の巻」がテレビ放送に先駆け「風の谷のナウシカ」と同時上映された。コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」をもとにしているが、登場人物はすべて犬になっている。ホームズのライバル、モロアッチ教授が財宝が狙っていることを知ったホームズは、ドーバー海峡へと向かうのだった。

1984年製作/24分/日本・イタリア合作
配給:東映
劇場公開日:1984年3月11日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

4.0永井一郎が大活躍

2024年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

名探偵ホームズ劇場版、一作目の2パート目
宮崎駿が好きそうな要素がいっぱいな話。
軍艦なんてゴテゴテ、艦砲がこれでもかと付いてて最高。それがスカッと沈むのも子気味良いんですよね。
それとこのエピソードではWキャストの永井一郎が大活躍。最高な芝居を見せてくれます。
物語もこれだけ広げて上手くまとめるのがすごい。
ルパンの「アルバトロス」を思わせますね。
やはり面白いです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
白波

5.0大日本帝国海軍が見たら、怒るだろうね。ちょっと前に戦艦大和を作ると...

2023年5月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

大日本帝国海軍が見たら、怒るだろうね。ちょっと前に戦艦大和を作るとか作らないとか言ったフィクションがあったが、こちらのアニメの方が楽しいし!為になる。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
マサシ

3.0ナウシカのオマケだが高品質の漫画映画

2021年7月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

青いルビー同様にナウシカのおまけとして上映された作品
こっちはテレビアニメの方でも放送されたと記憶している
しかし青いルビー同様にキャラクターの名前と声優が一部違う点は全くの一緒
今思うと当時としてはかなり質の高いアニメだった
回想シーンで食事をする水兵の皆さんは明らかに手抜きだがそれも味わい深い

永井一郎はああいうキャラがよく似合う
富田耕生とのやりとりを聞いていたら贅沢な気分になった
典型的なオタクがゴリ押しするアニメにはそういうときめきがない

最後はコナンドイルの原作とは全く関係ないことを強調している
著作権で揉めたんだろう
これを観たあと名探偵ホームズをアニメに比ると本家がつまらないと感じてしまう

なぜこの作品のキャラクターは全て犬なのか子供の頃から疑問に思っていた
この作品はイタリアとの合作作品であり犬の件はイタリア側の要求らしい
企画を持ち込んだのはマルコという人らしい
彼が描いたホームズはまるでタツノオトシゴだった
イタリア人から見ればイギリス人は犬のような存在なんだろう

コメントする (0件)
共感した! 0件)
野川新栄

3.0子供向けアニメのお手本のような痛快活劇!

2020年12月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

単純

『風の谷のナウシカ』と同時上映された30分程度の短編作品。

イギリス海軍が極秘に開発していた潜航艇を盗んだモロアッチ教授と、彼を追う名探偵ホームズとのドタバタアクション劇。

監督は『青い紅玉の巻』と同じく宮崎駿。

元々はイタリアとの共同製作体制で企画されていたテレビアニメシリーズであり、宮崎駿主導で6本くらい作っていたのだが、色々とトラブルがあり製作中止。
長らく幻の作品となっていたのだが、『風の谷のナウシカ』と同時上映するということで日の目を浴びることが出来た。
『青い紅玉の巻』との2本立てであり、2つ合わせて50分くらいのランタイムなのだが、現代の基準で考えるとオマケの作品が50分ってめっちゃ長い。『ナウシカ』観に来たんだか『ホームズ』観に来たんだかわからなくなりそう。

後にジブリで力を発揮するアニメーターの人たちが集まっており、『青い紅玉の巻』と同様とても質の高いアニメーションとなっている。
『紅の豚』に繋がるような、宮崎駿のミリタリー趣味丸出しのドタバタ・アクション・アニメであり、正に子供向けのまんが映画といった感じ。

一つの作品として考えると、ちょっとシナリオに起伏が乏しく、『青い紅玉の巻』よりは面白みに欠けるが、みんな同じ顔で、なおかつ同じ表情を作る作業員たちが可愛い。

宮崎駿のファンなら観て損はない1作。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
たなかなかなか
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

「名探偵ホームズ」シリーズ関連作品