女賭博師尼寺開帳

劇場公開日:

解説

「眠狂四郎女地獄」の高岩肇がシナリオを執筆し、「怪談雪女郎」の田中徳三が監督した“女賭博師”シリーズ第八作目。撮影は前作「女賭博師鉄火場破り」の中川芳久。

1968年製作/84分/日本
原題:Woman Gambler and the Nun
配給:大映
劇場公開日:1968年7月27日

ストーリー

銀子と父の辰造が深見の賭場のツボ振りになってから、その賭場ははやる一方だった。深見に対抗する川井が、緋桜の梨江を銀子に挑戦させたのは、その巻き返しを図ってのことだった。しかし、梨江は鮮やかな銀子のテクニックに敗れた。ある日、銀子は自動車事故で重傷を負った。同乗していた深見は即死だった。廃人になるおそれがある、というほどの重態だった銀子は辰造の看護のお蔭でもと通りに回復した。しかし入院費を借りたために、銀子は川井の賭場でツボを振ることになった。その頃、梨江は川井に追われ行方をくらましていた。銀子はある日、イカサマ賽に凝っている辰造のたっての頼みで、やむなくそれを使った。しかし、そのために川井の盆を追われる破目になったのだった。しかも、その時の手入れで辰造は逮捕されてしまった。それ以来、ドサ回りをつづけていた銀子は、やがて下田に来た。下田にはかつて銀子が世話になった大五郎がいた。ちょうど大五郎は、彼のスーパーマーケットがヤクザの三宅と、川井のために倒産寸前に追いこまれている時だった。銀子は大五郎の借財をかけて、五番勝負を申し出た。場所は尼寺浄閑寺である。川井側の賭博師は梨江だった。その頃、刑を終えて出所した辰造は巧妙なイカサマ賽を作ったが、それをかぎつけた川井の配下に殺され、賽を奪われてしまった。梨江の手にはそのイカサマ賽が握られていたのだ。銀子は皮肉にも辰造の作ったイカサマ賽と戦わねばならなかった。やがて五番勝負が行なわれた。勝負は梨江の優勢のうちに決着をつける一番を迎えた。だが、銀子の高度のテクニックは、梨江のイカサマをわずかに上回っていた。その差が最後の勝負を決めたのだった。

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