マッチ工場の少女
劇場公開日:1991年
解説
フィンランドの田舎町。マッチ工場で働いて稼いだ僅かな金で母と義父を養う少女イリス。ある日彼女は、もらったばかりの給料で自分のドレスを買ってしまう。 怒った義父は彼女を殴り、母はドレスの返品を命じる。とうとう我慢できなくなった彼女は、家を飛び出してディスコへ向かい、そこで出会った男性と一夜をともにする。しかし彼女は彼にも裏切られ……。監督は「レニングラード・カウボーイズ」シリーズのアキ・カウリスマキ。
1990年製作/70分/フィンランド
原題:Tulitikkutehtaan tytto
配給:アルシネテラン
スタッフ・キャスト
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2023年2月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
序盤から工場でのマッチを作る工程を描いているのが興味深く、刺激のない毎日を夜遊びで発散しながらも孤独な姿に楽しさを感じられない、酷い男であるに違いはないが真摯な対応ではあり、健気に見えながら異常な行動に思える少女ではない立派な大人の女性、トバッチリを受ける男性、やはり母親の事も恨んでいた訳で。
カウリスマキ兄弟の兄、ミカが撮った『ゾンビ・アンド・ザ・ゴースト・トレイン』で主人公を演じた俳優がそのまんまの格好で主人公の兄役を、そんな兄の部屋にあるジュークボックスから流れるThe Renegadesの「Cadillac」が渋過ぎる!!
少しだけ笑みを浮かべ復讐に駆り出されるイリスの行動全てが恐ろしくも、遠慮気味な態度が控え目で地味な女性であるのは変わらない。
2023年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
■田舎町のマッチ工場で働く少女・イリス(カティ・オーティネン)は、稼いだわずかな金で母と義父を養っていた。ある日、彼女は給料で衝動的にドレスを買ってしまう。
怒った義父に殴られ、母に返金を命じられたイリスは、家を飛び出し、ディスコで出会った男性と一夜を共にし、妊娠する。
が、手書きで送った手紙に対して、男から送られてきたのは、タイプライターで書かれた一文
”始末してくれ・・。”であった・・。
◆感想
・初鑑賞である。が、今作では、この後のアキ・カウリスマキ監督の作風が見事に開花している。
・登場人物の、無駄のない少ない会話。
・アキ・カウリスマキ監督のミューズとなる、若きカティ・オーティネンの意志の強いキリっとした表情。
・冒頭では、イリスが住む小さな家のTVで中国の、天安門事件が繰り返し流されている。
<社会的弱者を常に温かい視点で描き出す、アキ・カウリスマキ監督の原点がこの作品にはあるのである。>
2017年10月21日
Androidアプリから投稿
大昔に映画館で観ちゃったシュールでブラックユーモア満載なこの映画を思い出して検索したらちゃんとここにデータあるんですね♪さすが映画.com
大昔のマイナー映画ですが未だに鮮明に記憶に残っているシュールな作品
マッチ工場で働く、ブスで暗くて無口でもてない平凡な少女の恋物語?
もちろん恋物語なんて陳腐なストーリーでは終わらないシュールな作品
言葉にすると陳腐だけど、未だに主人公の姿が鮮烈に記憶に蘇る
無口すぎる主人公、ほとんど喋らなかった気がする
映画マニアには有名な監督カウリスマキ
この作品もう一回観たい!
けどツタヤレンタル検索したら在庫なしだし、、
こちらのサイトのレビューは少ないですがツタヤのレビュー件数たくさんでした
もう一回観たいから買おうかな~てか売ってるんだろうか?
2016年8月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
少女ではない。アラサー?多用する音楽が心理描写を。割とあっけなくてひねりもない。