プレタポルテ

劇場公開日:

解説

1994年、パリ・コレクション開催にともない、街には関係者と取材陣が詰めかけていた。ファッション業界の大物オリビエの急死で、愛人と本妻は鉢合わせ。不倫、同性愛と様々なスキャンダルも明らかになり、やがてショーは佳境へ……。パリ・コレに集まったデザイナー、マスコミ、バイヤーといった人々が巻き起こす騒動を描き、華やかなファッション業界を皮肉ったロバート・アルトマン監督の群像劇。国際的豪華キャストに加え、スーパーモデルやトップデザイナーが続々登場。

1994年製作/133分/アメリカ
原題:Pret-a-Porter
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1995年5月27日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第52回 ゴールデングローブ賞(1995年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀助演女優賞 ソフィア・ローレン
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映画レビュー

5.0ファッションデザインの業界も、音楽の世界も、《アイデアの枯渇》が一番の苦しみなんだろう

2023年9月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

·

小噺「エデンの園で」

ねえ、アダム?
新しいイチヂクの葉っぱを取ってちょうだいな

いいよ、ほらよ。

違う違う。それじゃなくて、ほら あっちの もっと素敵な葉っぱよ

えー、どれもおんなじだろ?

ち-が-う-の!
あなたの目は節穴?
私はね、いつも最高の葉っぱに新調したいのよ
他の女なんかに負けたくないのよ 怒

(はァ? 他の女ってさ、おまえどこにいるのさ)

あんたなんかと結婚すんじゃなかったわッ

・・・・・・・・・・・・・

映画「プレタポルテ」の『結末』は、
ご覧になってのお楽しみなのですが、この『切り札』を使ってしまったからには他の映画ではもう“この手”は使えませんね、
あれ、ジョーカーですから。
もう、ゲームオーバーの 上がりですから。
それだけあの『ラスト』は記憶に残る、圧倒的名場面でした。

映画は
パリコレの悲喜こもごもでした。
・モード雑誌の編集長たちの足の引っ張り合い、
・ファッションカメラマンの俗悪さ、
・取材にきたはずの若い記者の男女は、プレスもショーもそっちのけでベッドに入浸り。ファッションなんかどうでもいい世代増加への、業界の焦りも、きっとあそこは織り込まれていますね。
(あの二人、意味を見い出せない彼らのシーンの挿入だけれど、繰り返し現れて本編の奮まる緊張をほぐしてくれる役割、閑話休題として)。

そして
メゾン同士の探り合いと愛欲。

愛人を失ったメゾンの女主人アヌーク・エーメ(!)は、頭の悪い息子に自分の城の経営を引っ掻き回されて、ついにはブチ切れて“あの暴挙”に出るわけで。

とにかくスンゴイんですよ、並み居る出演者の、実物=御本人の顔ぶれには もう空いた口がふさがりません。
金と、モード界のヒエラルキーと、
モード業界のみならず映画や報道の世界そのものへの痛烈なからかいと ―
そしてそれら全てを一旦御破算にして、『原点』に戻ることの勧め。
映画「プレタポルテ」は業界の全てをアジる、痛快コントショーでした。

ボカシやモザイクはいけません。
ぶち壊しになります。

・・・・・・・・・・・・・

ところで、「赤の広場」には Dior が本当にあるのか、ないのか、
旅行でいらした方、ご存知の方は教えてください。

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きりん

4.5ラスト良ければすべて良し

2022年2月11日
PCから投稿

ファッション業界の裏側の
無駄と思われるエピソードが多すぎてややこし感はあるけれど、
スピーディな展開、音楽、キャスティングは私好み。
ラストは圧巻!!。
往年のカップル、マストロヤンニとソフィア・ローレン、この辺軽く流して良し(笑。

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miharyi

1.5ショーは好き

2020年5月8日
Androidアプリから投稿

ファッションショーは好きな場面
それ意外は退屈

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モンスター

2.5こういう世界は好き

2016年9月27日
iPhoneアプリから投稿
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共感した! 1件)
SS
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