羊たちの沈黙のレビュー・感想・評価
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文句なしの「名作」でした。
連続猟奇殺人犯を追うFBI研修生が、過去に猟奇殺人を犯し収監されているレクター博士にアドバイスを貰う為に交流する物語。
素晴らしい作品でした。
まずサイコサスペンスとして秀逸です。エロにもグロにもアクションにも逃げず、精神の闇へと入り込んで行きます。レクターとの問答で自らの精神を暴かれるクラリス。特に、題名の元ともなった「羊」についてクラリスが話すシーンは、映画史に残したいような名場面でした。
クラリスを演じたジョディ・フォスターが素晴らしかった。「透明感」と言う言葉が似合う風貌。性的な視線を浴びることに嫌悪感と戸惑いを滲ませる表情、レクターとの問答に恐怖を感じるシーン、クライマックスでの緊張感溢れるシーン。どれをとっても素晴らしい演技でした。
レクターを演じたアンソニー・ホプキンスも素晴らしかった。相手の心の奥底まで見透かす視線、残虐なことを日常のことのように語る喋り口、そして血にまみれながら浮かべる恍惚とした表情。どれをとっても、レクター博士そのものでした。
ベタ褒めしていますが、気になったところを2点だけ。
レクターが脱獄を企図するシーンは、途中でオチが読めてしまいます。少し冗長に感じたので、もう少し端折った方が良かったかもしれません。
逆に、クラリスが、同僚の女性研修生とビルについて語るシーンは、もう少し深めて欲しかった。少し簡単過ぎるように感じます。
ただ、何れにせよ、作品全体への評価は揺るぎようがなく、文句なしの私的評価5の作品です。
レクター博士の印象が強く残った
今作はやはり、レクター博士のインパクトが強い。しかも十数分しか出てないと知って驚いた。本作の内容としては寧ろ脇役だからなぁ。
クラリスといる時は知的で魂胆は読めないけど、まだまともに見えてしまうのが逆に怖かった。2人の顔アップの演技合戦は見もの。
彼女がいない時、異常っぷりが爆発する。人を殺して血を浴びたまま音楽を堪能するシーンはめちゃくちゃ印象に残っている。
クラリスの周りの男たちが好奇の目で彼女を観ている様子、そして彼女が少し不安に感じている?表情が多く観られた。男たちの視線には男社会にいる女性に対する珍しさ、軽視、さらには性的な目で見ているような気がして、少し不快に感じた。
一気に引き込まれる展開
演技は凄いけれど…
最高に頭の良いサイコパス
レクター博士、怖いよ〜
【殺人鬼のレクター博士に引き込まれてしまう】
・過去にも「ハンニバル」などと併せて鑑賞しましたが、久しぶりに改めて鑑賞。1991年製作のアカデミー賞受賞作品映画。
・約20年も前の映画であるにもかかわらず、今でもしっかり愉しめる素晴らしきサイコサスペンス映画。
・FBIの訓練生のクラリス(ジョディ―フォスター)と、獄中にいる元精神科医の殺人鬼ハンニバル・レクター(アンソニーホプキンス)の関係性で紡がれていく物語。若い女性を殺害して皮を剥ぐ猟奇殺人事件の捜査に行き詰ったFBIがレクター博士に犯人捜しの助言を受けようとするが、その役割をクラリスに任せたところから物語が始まります。
・この映画は、「匂わせる」ことでこちらに考えさせることに徹底した映画だと思います。
- 冒頭の「苦しさ、悶え、痛み、痛みを愛せ」という看板
- レクター博士がたかが訓練生のクラリスの過去にこだわる
- レクター博士「物事の本質を探れ」のセリフのシーン
- ラストシーン「古い友人と夕食を…」 などなど
・こちらが思考せざるを得ない状況で物語が進んでいくことで、共感度や恐ろしさが観ている側にどんどん積み重なっていきます。その起点となるのが常にレクター博士。それ故、本来は殺人鬼であるはずのレクター博士に嫌悪感を抱くどころか共感できてしまいます。この妙が映画に引き込まれてしまうポイントでした。
・書籍版のハンニバルも読みましたが、レクター博士は「純粋」「思慮深い」「誠実」「親切」な人に対しては敬意を示した行動をとる性格を持っています。反対に、それらに欠ける人には敬意を欠いた行動をとります。それがいわゆる殺人鬼ハンニバルレクターの一面となります。この二面性を知ったうえで映画を観ると、アンソニーホプキンスの「匂あわせ」具合な演技と演出がピックアップされて見えてきてなお面白いです。それだけ、ホプキンスさんと監督が、レクター博士を考察し緻密に映画を作っていったことが想像できます。
・観れば観るほど味が出て、観れば観るほど「本質」が見えてくる映画だと思います。私もまだまだ「本質」にたどり着けていない気がしますので、これからもたまに鑑賞させていただきます。
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Lambs. They were screaming. サイコスリラーの大傑作!
コロナの時期でAmazonさんでblu-rayが売り切れまくってる中に、何故か売れ残っていたのでつい衝動買いしてしまいました。いやー、本作はいつ観ても面白い。もう30年も前の映画だなんて信じられません。
言わずと知れたアンソニー・ホプキンス演じるレクター博士のインパクトよ!短い出番ながら、これは観た人の記憶に刻まれますよね。圧倒的な存在感です。
対するジョディ・フォスターが美しい!久しぶりに観てジョディ・フォスターってこんなに美人だったんだと改めて思いました。
終盤のレクター博士とクラリス捜査官のアップでのやり取りのシーンを観てると演技合戦ってこういう事を言うんだろうなぁっと思います。アンソニー・ホプキンスも強烈ですが、一歩も引かないジョディ・フォスターも素晴らしいですね!
この作品ってそれまでの常識を一新したと思うんですよね。80年代まではいわゆるマッチョイズムが一番恐くて強いだったのが、本作以降は頭が良くって狂ってるヤツが一番ヤバいに変わったのではないでしょうか。世の中の人々の認識を変えたっていう意味でも映画史に残るエポックメイキングな傑作です。
難しかった、、
連続殺人犯を突き止めるためにレクターへ助言を依頼して捜査を進めていくが、途中からクラリスが単独で動いているのかチームなのかが分からなくなった。
ただ最後殺人犯のアジトを突き止めるあたりはかなりヒヤヒヤした。
もう少しじっくり観て理解が追いついていればもっと面白かったかも、、
最後に疑問が残ったのが悔やまれる〜
傑作
ジョディ・フォスター可愛い♡
公開時に観た時はもっと深く感じたが、20年近く経ち自分も当時の倍の...
食人鬼を題材にした作品と聞いていたが
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